阪神「あと1球」コールは誰が主導?応援団が先導するのか調査!DeNA逆転劇で賛否再燃

野球

2026年10月17日、阪神タイガースと横浜DeNAベイスターズのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦で、衝撃的な逆転劇が起こりました。

阪神が5対4とリードして迎えた9回。

あと1ストライクで勝利という場面で、甲子園球場には阪神ファンによる「あと1球」コールが響き渡りました。

しかし、DeNAの三森大貴選手が逆転の2点タイムリーヒットを放ち、試合は一転。

最終的にDeNAが8対5で勝利し、2年ぶりの日本シリーズ進出を決めました。

この試合をきっかけに、SNSでは阪神ファンの「あと1球」コールをめぐって議論が起きています。

なかでも気になるのが、あの大合唱はいったい誰が始めているのかという疑問です。

ファンが自然発生的に叫んでいるのでしょうか。それとも、応援団が組織的に主導しているのでしょうか。

この記事では、過去の現地観察記録、阪神タイガース応援団の公式情報、NPBの応援規程などを調べ、「あと1球」コールの仕組みと今回の騒動を詳しく解説します。

※2026年10月18日時点の情報に基づいています。

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阪神「あと1球」から逆転負け!何が起きた?

2026年10月17日、甲子園球場で行われたセ・リーグCSファイナルステージ第4戦。

阪神は5対4とリードして9回を迎えました。

マウンドには、シーズン後半から守護神として活躍してきた工藤泰成投手。

しかし、2アウト二、三塁のピンチを招き、DeNAの三森大貴選手と対戦します。

工藤投手は2ストライクと追い込み、勝利まであと1ストライクに迫りました。

すると、スタンドから「あと1球」の大合唱が起こります。

ところが三森選手は、工藤投手の速球を捉えてセンター前に逆転の2点タイムリーヒット。

さらにDeNAは追加点を奪い、8対5で勝利しました。

阪神はCSファイナルステージ4連敗。リーグ優勝による1勝のアドバンテージを含めて1勝4敗となり、敗退が決まりました。

勝利を目前にしていた甲子園の歓声が、一瞬で悲鳴と静寂に変わった試合でした。

「あと1球」コールは誰が主導している?

結論からいうと、阪神の「あと1人」コールについては、応援団リーダーが先導していたことを示す現地観察記録があります。

ただし、2026年10月17日の試合で「あと1球」を最初に発した人物や、具体的な応援団名は確認できていません。

この2点は区別して考える必要があります。

注目したいのが、野球評論家の広尾晃氏が2023年11月に公開したブログ記事です。

広尾氏は甲子園球場の右翼席で実際に観戦し、応援団のリーダーが太鼓の音に合わせて「あと一人」コールをリードしていたと記録しています。

広尾氏はそれまで、このコールは自然発生的に始まるものだと考えていたそうです。

しかし、現地で観察した結果、応援団による先導が行われていたと認識を改めました。

この記録は、少なくとも過去の試合において、「あと1人」コールが単なる自然発生ではなく、組織的にリードされていたことを示す重要な証言です。

一方、広尾氏が直接確認したのは「あと一人」コールです。

今回の「あと1球」コールについて、同じ人物や団体が必ず先導したと断定できる資料は見つかっていません。

阪神タイガース応援団とは?公式サイトを調査

阪神タイガースには、NPBから特別応援許可を受けた応援団が存在します。

阪神タイガース応援団の公式サイトでは、自分たちをNPB特別応援許可団体と説明しています。

また、応援活動について、リーダーによる指揮、太鼓、旗、トランペット、ボードなどを使用し、統率された応援を行っていると紹介しています。

つまり、甲子園で行われる大規模な応援には、観客がそれぞれ自由に声を出すだけではなく、応援団がタイミングを合わせる仕組みがあるのです。

ただし、公式サイトで確認できた説明は、応援活動全般に関するものです。

「あと1球」コールについて、どの応援団が担当するか、誰が開始の合図を出すかといった具体的な運用方法は確認できませんでした。

そのため、特定の団体や個人を今回のコールの発案者・責任者として名指しすることはできません。

「あと1人」と「あと1球」はいつ始まる?

阪神の応援で知られる「あと1人」「あと1球」は、勝利が目前に迫った場面で行われるコールです。

一般的には、最終回などで阪神がリードし、守備側で2アウトを取ると「あと1人」の声が上がります。

そして、最後のアウトまであと1ストライクとなると、「あと1球」へと変わります。

大勢のファンが同じ言葉を繰り返すため、甲子園では非常に大きな声になります。

ただし、毎回必ず同じタイミングで始まるとは限りません。

実際の応援は試合状況や観客の反応にも左右されます。

球団は「あと1球」コールを公認している?

阪神タイガースの公式サイトには、観戦マナーや特別応援許可に関する規程が掲載されています。

規程では、観客を組織化した集団応援を行う団体について、事前の許可申請などが必要とされています。

また、応援団の活動についても、球場ごとの規則を守ることが求められています。

ここで注意したいのは、応援団が球団から活動許可を得ていることと、個々のコールの内容を球団が公式に推奨していることは同じではないという点です。

今回確認した公式資料では、阪神球団が「あと1球」コールを個別に推奨していると明示した説明は見つかりませんでした。

一方で、今回のコールが規程違反だとする公式判断も確認できていません。

したがって、現時点では「球団が主導している」「球団が禁止している」のどちらも断定できません。

「あと1球」コールはいつからある?40年以上の歴史

「あと1人」「あと1球」コールは、近年突然始まった応援ではありません。

スポーツメディアのRONSPOは、2023年の記事で、阪神が日本一になった1985年当時からすでに行われていた応援方法だと紹介しています。

少なくとも40年以上の歴史を持つ、阪神ファンにとってなじみ深い応援です。

長年続いてきたことから、現在では応援団の指示がなくても、勝利が目前に迫ると自然に声を出すファンもいると考えられます。

ただし、コールを最初に考案した人物や、導入した団体については、今回の調査では特定できませんでした。

「あと1球」コールが批判される理由

今回の逆転劇を受け、SNSでは「あと1球」コールに対する批判が見られます。

批判の中心となっているのは、相手チームへの敬意と、味方投手へのプレッシャーという2つの問題です。

まず、相手チームへの敬意についてです。

「あと1球」という言葉は、阪神側から見れば勝利を願う声援です。

しかし、対戦相手のファンからすれば、まだ打席が続いている段階で敗北を前提にされているように感じる場合があります。

もう一つは、味方投手への心理的な影響です。

「あと1球」の大合唱によって、投手が早く試合を終わらせなければならないと感じるのではないか、という指摘です。

ただし、今回の工藤投手がコールによってプレッシャーを感じたという本人の証言は確認できていません。

逆転打を許した原因をコールだけに求めることはできません。

元阪神投手・中西清起はどう考えている?

「あと1人」「あと1球」コールについては、元阪神投手の中西清起氏も過去に意見を述べています。

2024年6月、自身のYouTubeチャンネルでこの話題を取り上げました。

中西氏によると、現役時代の最初のころは、最後の打者を抑えなければならないというプレッシャーを感じたこともあったそうです。

しかし、経験を重ねるにつれて、コールはあまり耳に入らなくなったと説明しています。

一方、初めてセーブ機会を迎えるような若い投手の場合は、普段と違う雰囲気にプレッシャーを感じる可能性にも言及しました。

つまり、コールの影響は選手の経験や状況によって異なると考えられます。

今回の工藤投手にどの程度影響したかは、本人の発言がない限り分かりません。

逆転打の三森大貴は「特に何もない」

興味深いのは、今回「あと1球」コールが響く中で逆転打を放った三森大貴選手の反応です。

10月17日の試合後、三森選手はコールについて質問されました。

三森選手は、これまでにも何度か聞いたことがあるため、特に気にしていなかったという趣旨で回答しています。

それよりも、工藤投手の速球に何とか食らいつき、ボールを前へ飛ばすことに集中していたそうです。

この発言からは、少なくとも三森選手本人が今回のコールに動揺していたわけではないことが分かります。

一方、だからといって、すべての選手が同じように感じるとは限りません。

工藤泰成に責任を押し付けるべきではない

今回の試合では、あと1ストライクで勝利という場面から逆転を許した工藤泰成投手にも注目が集まりました。

試合後、工藤投手は涙を見せています。

そんな工藤投手に寄り添ったのが、捕手の坂本誠志郎選手でした。

坂本選手は、工藤投手がシーズン後半からチームを支えてきたことを評価し、今回の結果だけで判断するべきではないという思いを語っています。

野球では、どれほど優れた投手でも打たれることがあります。

また、今回の逆転を「あと1球」コールのせいだと断定する根拠もありません。

応援のあり方について議論することと、選手個人を責めることは分けて考える必要があります。

「あと1球」は応援団がやめればなくなる?

今回の騒動では、応援団がコールをやめるべきではないかという意見も見られます。

過去の観察記録では、応援団リーダーが「あと一人」を先導していたことが確認されています。

そのため、応援団が方針を変更すれば、コールの規模やタイミングに影響する可能性はあります。

しかし、長年続いてきた応援だけに、ファンの間でも習慣として定着しています。

仮に応援団が先導しなくなっても、観客の一部が自発的に叫ぶ可能性はあるでしょう。

また、球団やNPBが個別のコールについてどのような判断をするかによっても、状況は変わります。

現時点では、今回の試合を受けて阪神タイガース応援団が「あと1球」コールを中止すると発表した事実は確認できていません。

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まとめ|「あと1球」を主導しているのは誰?

2026年10月17日のCSファイナルステージ第4戦で、阪神は「あと1球」まで迫りながらDeNAに逆転負けを喫しました。

この試合をきっかけに、甲子園の「あと1球」コールをめぐる議論が再燃しています。

今回の調査で分かったのは、阪神の「あと1人」コールについて、応援団リーダーが太鼓に合わせて先導していた過去の現地観察記録があるということです。

阪神タイガース応援団も、公式サイトでリーダーや太鼓を使った組織的な応援を行っていると説明しています。

一方、10月17日の試合で「あと1球」を最初に発した人物や団体は特定できていません。

また、球団がこのコールを個別に指示していると確認できる資料も見つかりませんでした。

つまり、現時点で最も正確なのは、**「応援団による先導の実例はあるが、今回のコールの直接の主導者は不明」**という結論です。

伝統的な応援として続けたいという考え方と、相手チームへの敬意や選手への影響を考えて見直すべきだという考え方。

今回の逆転劇は、長年続いてきた甲子園の応援文化について、改めて考えるきっかけになりそうです。

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