「何かあるなら直接話がしたいんだけど。」
藤枝MYFCの槙野智章監督が2026年9月26日、Xに投稿した一言が気になります。
この日、藤枝MYFCはアウェーで大分トリニータと対戦。
試合後、槙野監督は選手たちの戦いを称えた後、突然、
「あと、試合前に大分の市長がマイク使って俺の事言ってたみたい??」
と投稿しました。
さらに、
「何かあるなら直接話がしたいんだけど。」
と続けています。
いったい大分市長は槙野監督について何を話したのでしょうか。
調べてみると、槙野監督と大分には忘れられない「因縁」がありました。
現役時代の浦和レッズ最後の試合。
天皇杯決勝で大分トリニータの悲願を打ち砕いたのが、ほかでもない槙野智章さんだったのです。
今回の投稿について、現在分かっている情報を整理します。
槙野智章監督が「大分の市長が俺の事言ってたみたい?」
話題になったのは、2026年9月26日に槙野智章監督がXへ投稿した内容です。
連戦の中チームはハードに戦った。
— 槙野智章 (@tonji5) September 26, 2026
この勝ち点は無駄にしない。
あと、試合前に大分の市長がマイク使って
俺の事言ってたみたい⁇
何かあるなら直接話がしたいんだけど。
この日、槙野監督率いる藤枝MYFCは、クラサスドーム大分で大分トリニータと対戦しました。
試合後、槙野監督は、
「連戦の中チームはハードに戦った。この勝ち点は無駄にしない。」
と選手たちを評価。
しかし、その後に気になる一文を加えました。
「あと、試合前に大分の市長がマイク使って俺の事言ってたみたい??」
そして、
「何かあるなら直接話がしたいんだけど。」
と投稿しています。
文章だけを見ると、槙野監督自身は市長の発言を直接聞いていなかった可能性もありそうです。
では、何を言われたのでしょうか。
大分市長は槙野智章について何と言った?
ここが最も気になるところです。
大分市長は、
足立信也(あだち・しんや)市長。
医師や参議院議員などを経て、大分市長を務めています。
ただ、9月26日夜までに確認できた大分市やクラブ、主要メディアなどの公開情報では、
試合前に足立市長が槙野監督について具体的に何と発言したのか、全文を確認することはできませんでした。
そのため、
「槙野を批判した」
「挑発した」
などと断定することは現段階ではできません。
槙野監督自身の投稿も、
「俺の事言ってたみたい??」
という表現です。
本人も誰かから聞いた情報をもとに投稿した可能性があります。
発言内容が確認されるまでは、推測で市長の意図を決めつけない方がよいでしょう。
なぜ大分市長が槙野智章に言及?
ただし、
「なぜ大分で槙野智章?」
という疑問については、非常に興味深い過去があります。
時計を約5年前まで戻してみましょう。
2021年12月19日。
天皇杯決勝です。
対戦カードは、
浦和レッズ対大分トリニータ。
そして槙野智章さんは当時、浦和レッズの選手でした。
2021年天皇杯決勝「浦和vs大分」
2021年の天皇杯で大分トリニータは快進撃を見せました。
準決勝では当時のJ1王者・川崎フロンターレと対戦。
延長戦でも決着せず、PK戦の末に勝利しました。
大分にとって、
クラブ史上初の天皇杯決勝進出。
決勝の相手となったのが浦和レッズでした。
国立競技場で行われた決勝。
浦和は前半6分、江坂任選手のゴールで先制します。
そのまま1―0で試合終了かと思われました。
ところが大分は諦めません。
90分に大分が劇的同点!
後半45分。
つまり90分。
大分のペレイラ選手がヘディングシュートを決め、
1―1。
土壇場で試合を振り出しに戻します。
このまま延長戦へ。
大分サポーターの多くが、そう思ったのではないでしょうか。
しかし、その直後でした。
大分の前に立ちはだかったのが、
槙野智章。
93分に槙野智章が決勝ゴール!
後半アディショナルタイム。
浦和のCKからこぼれたボールを柴戸海選手がボレーシュート。
そのボールにゴール前の槙野選手が頭で触れました。
ボールはゴールへ。
2―1。
時間は93分。
大分が同点に追いついてから、わずか数分後でした。
これが決勝点となり、
浦和レッズが天皇杯優勝。
大分トリニータのクラブ史上初となる天皇杯制覇の夢は、最後の最後で消えることになりました。
しかも槙野智章の「浦和ラストマッチ」
さらにドラマチックだったのが、
この試合が槙野選手にとって浦和レッズ最後の試合だった
ことです。
槙野選手は2021年シーズン限りで浦和を退団することが決まっていました。
天皇杯決勝ではベンチスタート。
後半途中から投入されます。
そして浦和でプレーする最後の試合、そのアディショナルタイムに決勝ゴール。
槙野選手はゴールを決めるとユニホームを脱ぎ、
背番号「5」
を浦和サポーターへ掲げました。
まるで映画のようなラストでした。
浦和サポーターにとっては伝説的な場面です。
しかし逆の立場から考えてみると――。
大分にとっては、
あと一歩まで迫ったクラブ史上初の天皇杯優勝を奪ったゴール。
忘れたくても忘れられない存在なのかもしれません。
5年後、槙野智章が「敵将」として大分へ
それから約5年。
2026年。
槙野智章さんは選手ではなく、
藤枝MYFC監督
として大分へやってきました。
2025年12月、藤枝MYFCの監督に就任。
Jリーグクラブの監督として新しいキャリアをスタートさせました。
そして9月26日。
藤枝を率いてクラサスドーム大分へ。
2021年には選手として大分の前に立ちはだかった槙野さんが、今度は、
相手チームの監督
として大分と戦うことになったのです。
試合は大分1―1藤枝
2026年9月26日に行われた試合は、
大分トリニータ 1―1 藤枝MYFC
で終了しました。
藤枝は勝利こそできなかったものの、アウェーで勝ち点1を獲得。
しかも藤枝にとって、この試合は非常に厳しい日程の中で行われました。
藤枝は中2日の超ハード日程だった
藤枝は、
9月19日 J2・RB大宮アルディージャ戦
↓
9月23日 天皇杯・京都サンガF.C.戦
↓
9月26日 J2・大分トリニータ戦
という連戦でした。
大宮戦から4日後に天皇杯。
さらにそこから、
中2日で大分戦。
しかも23日の京都戦はアウェー。
そこから大分へ移動して26日の試合を迎えています。
だからこそ槙野監督は試合後、
「連戦の中チームはハードに戦った」
と選手たちを称えたのでしょう。
天皇杯では京都に惜敗
9月23日の天皇杯では、J1の京都サンガF.C.と対戦。
藤枝は最後まで粘りましたが、
0―1
で敗れました。
決勝点を許したのは87分。
J1クラブを相手に終盤まで0―0で戦っていただけに、悔しい敗戦でした。
そこからわずか3日後。
大分戦で再び90分間戦い、1―1。
槙野監督が、
「この勝ち点は無駄にしない」
と書いた背景には、この厳しいスケジュールもあります。
槙野智章は2026年から藤枝MYFC監督
今回初めて、
「槙野って今、監督なの?」
と知った人もいるかもしれません。
槙野智章さんは2022年シーズンを最後に現役を引退。
その後、指導者としてのキャリアをスタートしました。
品川CCセカンド監督。
続いて品川CCトップチーム監督を経験。
日本サッカー協会のProライセンスも取得しました。
そして2025年12月、
藤枝MYFC監督就任
が発表されました。
槙野監督は就任時、
「最高のお祭り、最高のエンターテイメントを創出」
すると宣言。
現役時代から「お祭り男」と呼ばれた槙野さんらしい監督像を目指しています。
就任1年目からJ2月間優秀監督賞
監督としても早くから結果を残しています。
2026年8月には、
明治安田J2リーグ月間優秀監督賞
を初受賞。
元日本代表DFとして長くトップレベルでプレーしてきた経験を生かしながら、指導者としても注目される存在になっています。
現役時代から発信力の高い選手でしたが、監督になってからもSNSを積極的に活用。
今回の「大分市長」への投稿も、その槙野監督らしい発信といえるかもしれません。
大分と槙野智章にはもう一つのつながり
実は現在の藤枝には、
元大分トリニータの選手
もいます。
DF岡本拓也選手です。
岡本選手は2025年9月に大分へ加入。
その後、2026年6月に藤枝へ完全移籍しました。
そして槙野監督と岡本選手は、
浦和レッズ時代の元チームメート。
今回の大分戦では岡本選手も藤枝のスタメンに名を連ねています。
槙野監督だけでなく、岡本選手にとっても古巣との対戦でした。
大分市長の発言は2021年天皇杯と関係ある?
最も気になるのはここでしょう。
試合前の大分市長の発言が、
2021年天皇杯決勝
と関係していたのでしょうか。
現時点では、そう断定できません。
公開情報から市長の具体的な発言内容を確認できていないためです。
ただ、
2021年天皇杯決勝
↓
大分が90分に同点
↓
93分に槙野が決勝ゴール
↓
大分の初優勝ならず
↓
2026年、槙野が藤枝監督として大分へ
という背景があるのは事実です。
もし試合前のあいさつで槙野監督について触れたのだとすれば、この過去が話題になった可能性は考えられます。
しかし発言内容が明らかになるまでは、あくまで可能性の一つにとどめる必要があります。
槙野智章は怒っている?
投稿を見て、
「槙野監督は怒っているの?」
と思った人もいるでしょう。
確かに、
「何かあるなら直接話がしたいんだけど。」
という文章だけを見ると、少し強い言い方にも感じます。
ただし、これも本人の真意は分かりません。
槙野さんは現役時代からSNSやメディアを使った発信が非常に多く、対戦相手との“プロレス”的なやり取りで試合を盛り上げることもありました。
今回も本当に不快感を示しているのか。
それとも槙野監督らしいコミュニケーションなのか。
市長の発言内容そのものが確認できない以上、
「槙野激怒」
などと断定するのは早いでしょう。
大分市長の発言内容が分かれば見方が変わる
今回の件で重要なのは、
大分市長が実際に何と言ったのか
です。
槙野監督自身も、
「俺の事言ってたみたい??」
と投稿しています。
発言内容が分かれば、
「冗談だった」
「試合を盛り上げるためだった」
「2021年天皇杯決勝について話していた」
など、今回の投稿の意味も見えてくるかもしれません。
逆に発言を確認しないまま、
「市長が槙野監督を批判した」
などと拡散するのは避けた方がよさそうです。
まとめ
今回は藤枝MYFC・槙野智章監督がXへ投稿した、
「試合前に大分の市長がマイク使って俺の事言ってたみたい??」
という発言について調べました。
2026年9月26日、槙野監督率いる藤枝MYFCは大分トリニータと対戦。
中2日という厳しい日程の中、1―1で勝ち点1を獲得しました。
試合後、槙野監督は選手たちを称えた後、大分市長が自分について何か発言したらしいと投稿。
「何かあるなら直接話がしたいんだけど。」
と続けました。
9月26日夜までに確認できた公開情報では、
大分市長が具体的に何を発言したのかは確認できませんでした。
ただし槙野監督と大分には、忘れられない過去があります。
2021年天皇杯決勝。
大分が90分に同点へ追いついた直後、93分に浦和の槙野選手が決勝ゴール。
大分のクラブ史上初となる天皇杯優勝の夢を打ち砕きました。
しかもその試合は槙野選手にとって浦和ラストマッチでした。
それから約5年。
今度は藤枝MYFCの監督として大分へ。
今回の市長発言が2021年の因縁と関係しているのかはまだ分かりません。
市長の実際の発言内容が判明すれば、槙野監督の投稿の意味もよりはっきりしてきそうです。



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