FRIDAYが2026年9月、東京都サッカー協会が主催した「東京FAユース選抜U16」の海外遠征中、20代のコーチがドイツ警察に逮捕され、3カ月以上にわたって現地で勾留されていたと報じました。
報道によると、遠征が行われたのは今年3月。
16歳以下の選手20人がドイツ・ベルギーを訪れていた最中に起きたとされています。
さらにFRIDAYは、この件についてJFA(日本サッカー協会)の宮本恒靖会長を直撃。
宮本会長も記者に対し報告を受けていたこと自体は認めたと報じられています。
では、逮捕されたと報じられたコーチとは何者なのでしょうか。
実名は判明しているのでしょうか。
今回はFRIDAYの報道と東京FAユース選抜U16に関する公開情報を調べ、確認できた事実と、現時点では確認できない情報を分けて整理します。
東京FAユース選抜U16コーチがドイツで逮捕とFRIDAY報道
2026年9月、FRIDAYが衝撃的な内容を報じました。
記事タイトルは、
「東京ユース選抜『U16』チームのコーチが遠征先のドイツで『児童ポルノ閲覧』で逮捕・勾留されていた!」
というものです。
舞台となったのは、東京都サッカー協会が主催した「東京FAユース選抜U16海外遠征プロジェクト」。
FRIDAYによると、2026年3月20日から28日にかけて、東京ユースの選手20人がドイツとベルギーへ遠征し、現地のユースチームとの交流試合などを行っていました。
その遠征中、20代のコーチA氏がドイツ警察に逮捕されたと報じられたのです。
東京ユース選抜「U16」チームのコーチが遠征先のドイツで「児童ポルノ閲覧」で逮捕・勾留されていた! #サッカー #不同意わいせつ #児童ポルノ #フライデーhttps://t.co/HCbqP22Hck
— FRIDAY (@FRIDAY_twit) September 18, 2026
コーチAはなぜ逮捕された?
ここは情報を慎重に整理する必要があります。
FRIDAYが東京都サッカー協会関係者の証言として伝えているところでは、当初、
ドイツのユース選手に対する不同意わいせつ容疑
で逮捕されたとの情報が関係者の間で流れたとされています。
さらに捜査の過程で、
A氏が児童ポルノを閲覧していたことが発覚した
とも報じられています。
ただし、これはFRIDAYが関係者証言に基づいて報じた内容です。
現時点で筆者が調べた限りでは、ドイツの警察・検察当局による日本語または容易に確認できる公式発表から、具体的な容疑・罪名・捜査経過を独立して確認することはできませんでした。
したがって、
「不同意わいせつをした」
「児童ポルノ犯罪を行った」
などと確定した事実として扱うのは避ける必要があります。
本記事では「FRIDAYがこう報じている」という形で紹介します。
3カ月以上もドイツで勾留されていた?
さらに驚かされるのが、その後の経過です。
FRIDAYはA氏について、逮捕後そのままドイツ国内で3カ月以上勾留されたと報じています。
3月下旬の遠征中に逮捕されたとすれば、チームと一緒に帰国できなかったことになります。
未成年選手を海外へ連れて行く育成年代の遠征で、帯同スタッフが現地警察に逮捕され、その後長期間勾留されたというのが報道通りなら、極めて異例の事態です。
逮捕された20代コーチは何者?
当然気になるのが、
「A氏とは誰なのか?」
でしょう。
FRIDAYの記事では、対象者について**「20代のコーチA」**とされており、実名は公表されていません。
そこで、東京FAユース選抜U16や2026年の海外遠征に関する公開情報も調べました。
実際、サッカークラブなどのプロフィールには「2025/2026年東京FAユース選抜U16ドイツ遠征帯同」などと記載している指導者も確認できます。
しかし、これはその人物が今回報じられたA氏であることを意味しません。
遠征には当然複数のスタッフが関わります。
現段階で、
「東京FAユース選抜U16に関係していた」
「ドイツ遠征に関係していた」
という情報だけから、特定人物を逮捕されたコーチだと判断することはできません。
コーチAの名前・所属クラブは?
2026年9月18日時点で調べた限り、A氏の実名や所属先を裏付けられる確度の高い公開情報は確認できませんでした。
FRIDAYも匿名で報じています。
SNS上では、東京FAユース選抜U16に関わった指導者の経歴などを手掛かりに人物を探そうとする動きが今後出てくる可能性があります。
しかし、この方法には大きな問題があります。
東京FAユース選抜U16には複数の指導者・スタッフが関係しているためです。
無関係な人物を「逮捕されたコーチ」と誤認すれば、本人や所属クラブに重大な影響を与えかねません。
そのため、JFA・東京都サッカー協会・捜査当局・本人側などから実名が確認されない限り、名前を断定するのは避けるべきでしょう。
東京FAユース選抜U16とは?
「東京FAユース選抜U16」は、東京都の育成年代の選手を対象とした選抜活動です。
東京都クラブユースサッカー連盟の公式サイトにも、**「東京FAユース選抜U16オフィシャルパートナー」**として複数企業が掲載されており、育成年代の選抜プロジェクトとして外部企業からの支援も受けていることが確認できます。
また、プロジェクトを支援した企業の2026年の発信からは、海外遠征に参加した選手や関係者による表敬訪問が行われていたことも確認できます。
つまり、単なる私的な海外旅行ではなく、育成年代の選手を対象とする組織的な海外遠征だったことになります。
JFA宮本恒靖会長も「報告は受けていた」と回答
今回もう一つ注目されているのが、日本サッカー協会の対応です。
FRIDAYはJFAの宮本恒靖会長を直接取材。
記事によれば、宮本会長はこの問題について、
「その報告は受けていました」
と回答したとされています。
つまり、少なくともFRIDAYの取材に対しては、JFA会長まで情報が上がっていたことを認めたことになります。
一方、なぜ公表しなかったのかという記者の質問に対する宮本会長の回答も記事では紹介されています。
ただ、短いやり取りだけから、
「JFAが意図的に事件を隠蔽した」
などと結論付けることはできません。
そもそも東京都サッカー協会とJFAのそれぞれがどの範囲で公表責任を負っていたのか、海外捜査中の案件をどこまで公表できたのかなど、現時点では分からない点が残ります。
なぜこれまで公表されなかった?
今回の記事を読んで最も疑問に感じる人が多そうなのが、
「なぜ3月の出来事が9月まで知られていなかったのか」
という点でしょう。
報道通りなら、未成年の選手20人が参加した海外遠征で、帯同コーチが現地警察に逮捕され、しかも3カ月以上勾留されたことになります。
それでも約半年間、大きく報道されていませんでした。
ただし、ここについても現段階では、
東京都サッカー協会がどの時点で何を把握したのか
選手や保護者にどこまで説明したのか
JFAへいつ報告されたのか
公表を見送った具体的理由は何だったのか
について十分な公式説明を確認できません。
今後、東京都サッカー協会やJFAが詳細な経緯を説明するかどうかが重要になりそうです。
JFAでは別のわいせつ問題も
FRIDAYの記事では今回の問題を、サッカー界で相次いでいるわいせつトラブルという文脈でも取り上げています。
育成年代では、指導者と未成年選手との間に大きな立場の差があります。
そのため今回についても、個人の刑事責任だけではなく、
海外遠征スタッフをどのように選考していたのか
未成年選手を守るセーフガーディング体制はどうなっていたのか
海外でスタッフが逮捕された場合の危機管理体制はあったのか
など、組織側の対応も今後の焦点になる可能性があります。
ただし、これらについて現時点で組織に具体的な不備があったと確認されたわけではありません。
まとめ
今回は、東京FAユース選抜U16のコーチが海外遠征先のドイツで逮捕されたとのFRIDAY報道について調べました。
FRIDAYによれば、2026年3月20~28日に選手20人が参加してドイツ・ベルギー遠征が行われ、その期間中に20代のコーチA氏がドイツ警察に逮捕されたとされています。
さらに児童ポルノ閲覧が捜査で判明したと報じられ、A氏は3カ月以上現地で勾留されたとされています。
一方、2026年9月18日時点では、筆者が確認した公開情報から逮捕されたA氏の実名を確実に特定することはできませんでした。
東京FAユース選抜U16やドイツ遠征への関与を公開している指導者は存在しますが、それだけを根拠に今回のA氏と結び付けることはできません。
またFRIDAYによれば、JFAの宮本恒靖会長は取材に対して、この問題について報告を受けていたことを認めたとされています。
なぜこれまで公表されなかったのか。
東京都サッカー協会やJFAは事件をいつ把握し、選手・保護者にどのような説明を行ったのか。
そして、A氏に対するドイツ当局の捜査・司法手続きは最終的にどうなったのか。
まだ分からないことは少なくありません。


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