菅井研氏は何者?まちのミライ社長を解任「個人口座への不適正な資金流出」コンサドーレが発表

サッカー

北海道コンサドーレ札幌が2026年9月18日、異例の発表を行いました。

クラブ運営会社の株式会社コンサドーレが筆頭株主となっている関係会社「株式会社まちのミライ」で、前代表取締役・菅井研(すがい・けん)氏による不正行為が判明したというものです。

発表では、

「不適切かつ不明瞭な資金流出等」

があったとされ、さらに会社の調査によって、

菅井氏の個人口座への不適正な資金流出

が確認されたとしています。

これを受け、9月18日に開催された臨時株主総会で菅井氏は代表取締役だけでなく取締役からも解任されました。

では、菅井研氏とは一体何者なのでしょうか。

調べてみると、コンサドーレの関係会社だけでなく、北海道のまちづくりや自治体、スポーツ関連事業などに長年関わってきた人物であることが分かりました。

今回は菅井研氏の経歴と「まちのミライ」との関係、今回明らかになった資金流出問題、今後の民事・刑事上の対応について、確認できた情報を整理します。

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菅井研氏が「まちのミライ」代表取締役を解任

まず今回何が起きたのでしょうか。

北海道コンサドーレ札幌を運営する株式会社コンサドーレは9月18日、関係会社「株式会社まちのミライ」の前代表取締役・菅井研氏について、不正行為が判明したとの報告を同社から受けたと発表しました。

サッカーダイジェスト、サカノワも同日、この発表を報じています。

株式会社まちのミライの調査では、

菅井氏個人の口座への不適正な資金流出

に加えて、

菅井氏に起因する財務基盤の毀損等

が確認されたとされています。

かなり踏み込んだ内容です。

そして9月18日午前10時から開催された臨時株主総会で、菅井氏を代表取締役および取締役から解任する決議が可決・成立しました。

「不適正な資金流出」とは何をした?

最も気になるのは、

「具体的に何をしたのか?」

でしょう。

公式発表で現段階までに明らかになっているのは、

菅井氏個人口座への不適正な資金流出

です。

さらに会社の財務基盤にも毀損が生じたとされています。

一方、

具体的な金額
いつから行われていたのか
何回行われたのか
どのような名目で送金されたのか
資金がその後何に使われたのか

などについては、コンサドーレ側の発表では明らかにされていません。

したがって現段階で「横領した」「着服した」など、特定の犯罪が成立したと断定するのは避ける必要があります。

公式発表通り、**「不適正な資金流出が確認された」**と表現するのが正確でしょう。

菅井研氏は何者?

では、今回解任された菅井研氏とはどのような人物なのでしょうか。

公開資料を調べると、菅井氏は1981年11月1日生まれ

北海道江差町が公開している資料では、菅井氏を「江差町まちづくりアドバイザー」として紹介しています。

つまり2026年9月現在では44歳とみられます。

そして今回の「株式会社まちのミライ」だけで突然名前が出てきた人物ではありません。

北海道を舞台に、

まちづくり
スポーツ
地域活性化
自治体との連携

などに関わってきた人物です。

江差町の「まちづくりアドバイザー」も務めていた

菅井氏の経歴で確認できるものの一つが、北海道江差町のまちづくりアドバイザーです。

江差町議会の公開資料には、

江差町まちづくりアドバイザー
菅井研氏

と明記されています。

同制度では、地域の自然環境や歴史文化などを活用したまちづくりを推進し、

まちづくり施策への助言・提言
「北の江の島構想」の推進への助言
その他のまちづくりに関する事項

などを担うとされています。

Xで今回のニュースを知ったユーザーから、

「道内企業あちこちで顧問やアドバイザーしてたんですねぇ…」

という反応が出ているのも、こうした経歴が背景にあるとみられます。

ただし、「多数の企業の顧問を務めていた」といった範囲までは、今回確認できた公的資料だけでは断定できません。

「株式会社まちのミライ」とは?

今回の舞台となった株式会社まちのミライは、2023年4月26日に設立された札幌市の企業です。

同社公式サイトによれば所在地は、

北海道札幌市豊平区羊ヶ丘1番地

で、資本金は2025年3月31日時点で8950万円とされています。

事業のキーワードとして掲げているのが、

「ウェルネス」
「共生」
「活性化」

の3つ。

イベントの企画運営、地域課題を解決する事業、不動産事業などを展開し、スポーツを活用した地域活性化にも取り組んできました。

コンサドーレとはどんな関係?

「まちのミライ」は北海道コンサドーレ札幌と無関係な会社ではありません。

株式会社コンサドーレが筆頭株主となっている関係会社です。

そのため今回、北海道コンサドーレ札幌側からも正式な声明が出されました。

ただしクラブ側は今回の不正行為について、

菅井氏個人の行為であり、株式会社コンサドーレの役員・従業員が関与した事実はない

と明確に説明しています。

したがって、

「コンサドーレで不正資金流出があった」

と表現してしまうと正確ではありません。

あくまで現時点で発表されているのは、コンサドーレの関係会社「まちのミライ」で起きた問題です。

菅井研氏はいつ社長になった?

公開されている役員記録を確認すると、「まちのミライ」の経営体制はここ数年で変化していました。

コンサドーレ関連情報を長年記録している「コンサデコンサ」によれば、2023年には菅井氏は取締役、2024年には代表取締役副社長、2025年にも代表取締役副社長として記録されています。

そして2026年6月23日以降の体制では、

代表取締役社長 菅井研

となっています。

つまり公開記録上では、社長就任から約3カ月というタイミングで今回の解任となったことになります。

世界的スノーイベントにも関わっていた

「まちのミライ」は、かなり大規模なスポーツプロジェクトにも携わっていました。

その一つが「Swatch Nines Snow 2026」です。

2026年4月には、ニセコ東急グラン・ヒラフで開催された世界的アクションスポーツイベントに「まちのミライ」が関わっています。

当時の発表では、同社の代表取締役として菅井研氏の名前も掲載されています。

同イベントには、

平野歩夢選手
平野海祝選手
村瀬心椛選手

ら世界トップクラスのスノーボード・フリースタイルスキー選手が参加しました。

菅井氏が単に会社内部の管理だけを行う人物ではなく、北海道を舞台にした大型スポーツプロジェクトにも関わっていたことが分かります。

北海道を「夏のサッカーキャンプ聖地」にする構想も

さらに「まちのミライ」は、

「Hokkaido Soccer Camp Connection」

という取り組みも展開していました。

これは北海道を「夏のサッカーキャンプの聖地」にすることを目指し、自治体・企業・スポーツ団体などを結びつけてキャンプ誘致を進めるプロジェクトです。

つまり「まちのミライ」は、

コンサドーレ
自治体
企業
スポーツイベント

などをつなぐ役割を担ってきた会社だったことになります。

それだけに今回の問題が会社の今後の事業へどの程度影響するのかも注目されます。

財界さっぽろも取材「以前から噂」と報道

そして9月18日夕方、北海道の経済誌「財界さっぽろ」も今回の問題を報じました。

記事では、業界関係者の間で約1カ月半前から、

「菅井研氏まわりの状況がかなりヤバいらしい」

という噂が流れていたとしています。

また同誌は、菅井氏について「とにかく顔が広い」と評されていたとも報じています。

ただし、ここはあくまで同誌が関係者取材として伝えている内容です。

「以前から不正が知られていた」と確認されたわけではありません。

今後、財界さっぽろなど地元メディアから追加情報が出てくる可能性もありそうです。

菅井研氏は逮捕された?

今回の発表を見ると、

「刑事」
「不正」
「個人口座への資金流出」

など強い言葉が並んでいます。

そのため、

「菅井研氏は逮捕されたの?」

と疑問に思う人もいるでしょう。

しかし2026年9月18日時点で確認した範囲では、菅井氏が今回の件で逮捕されたとの発表・報道は確認できません。

今回行われたのは、株式会社まちのミライにおける代表取締役・取締役からの解任です。

刑事事件として有罪が確定したという話でもありません。

この点は混同しないよう注意が必要です。

今後は「民事・刑事上の法的措置」も

ただし、この先に法的手続きへ発展する可能性はあります。

株式会社コンサドーレは、「まちのミライ」が菅井氏に対して行う、

「民事・刑事上の法的措置を含む厳正な対応」

について、筆頭株主として必要な協力を行うとしています。

これは、

すでに刑事責任が確定した

という意味ではありません。

今後、会社側が損害賠償請求や刑事告訴・告発などを行うのか、実際に捜査機関が動くのかなどは別の問題です。

今後の正式発表を待つ必要があります。

後任社長は本間哲平氏

菅井氏の解任後、「まちのミライ」は新体制へ移行しています。

後任の代表取締役に就任したのは本間哲平氏です。

コンサドーレ側の発表によると、本間氏は、

元三井銀行小樽支店長
元石屋製菓株式会社常務取締役
元株式会社コンサドーレ取締役

という経歴を持っています。

今後は本間氏のもとで、

経営体制の刷新
ガバナンスの立て直し
事業再建

が進められることになります。

コンサドーレ札幌への影響は?

サポーターにとって最も気になるところでしょう。

株式会社コンサドーレは9月18日時点で、

クラブの事業運営および北海道コンサドーレ札幌のクラブ運営に直接の影響はない

としています。

また先ほど触れたように、今回の件について株式会社コンサドーレの役員・従業員が関与した事実もないと説明しています。

したがって現時点で、

「今回の不正によってコンサドーレ本体の経営が危機に陥った」

などと判断できる材料はありません。

一方、「まちのミライ」はクラブ運営会社が筆頭株主を務める関係会社です。

今後の調査結果や財務状況によって新たな影響が判明する可能性もあるため、追加発表には注目したいところです。

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まとめ

今回は、「株式会社まちのミライ」の代表取締役・取締役から解任された菅井研氏について調べました。

北海道コンサドーレ札幌側の発表によれば、同社の調査によって、

菅井氏個人口座への不適正な資金流出
菅井氏に起因する財務基盤の毀損等

が確認されたとされています。

これを受け、2026年9月18日の臨時株主総会で菅井氏は代表取締役と取締役の双方から解任されました。

菅井氏について調べると、1981年11月1日生まれで、過去には江差町の「まちづくりアドバイザー」を務めるなど、北海道の地域活性化にも関わってきた人物であることが確認できます。

「まちのミライ」も、サッカーキャンプ誘致や世界的スノーイベントなど、北海道とスポーツを結び付けるさまざまな事業を展開してきました。

一方で、今回の不適正な資金流出について具体的な金額や期間、資金の使途などはまだ明らかになっていません。

また菅井氏が逮捕されたとの情報も、現時点では確認できません。

会社側は今後、民事・刑事上の法的措置を含む対応を進める方針です。

「不適正な資金流出」とは具体的にいくらだったのか。

なぜ起きたのか。

会社のチェック体制に問題はなかったのか。

そして刑事手続きに発展するのか。

今後の「まちのミライ」と株式会社コンサドーレからの追加発表が待たれます。

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