2026年10月7日、柔道界に驚異的な記録が生まれました。
アゼルバイジャン・バクーで開催された世界柔道選手権。女子63kg級で日本代表の嘉重春樺(かじゅう・はるか)選手が2連覇を達成しました。
しかも、今回の優勝でシニア国際大会での連勝記録は、なんと40連勝。
2024年12月の国際大会初出場から、一度も負けていないというのです。
嘉重選手はなぜこれほど強いのでしょうか。
プロフィールや高校・大学時代の経歴、最大の武器である寝技、そして2028年ロサンゼルス五輪への可能性を調べました。
嘉重春樺が世界柔道2連覇!国際大会40連勝の快挙
2026年10月7日、世界柔道選手権女子63kg級に出場した嘉重春樺選手。
世界ランキング1位として臨んだ今大会では、初戦から決勝まで5試合すべてに勝利しました。
準決勝では2024年世界女王のヨアネ・ファンリースハウト選手(オランダ)を破り、決勝ではケレム・プリモ選手(イスラエル)に一本勝ち。
2025年大会に続いて世界の頂点に立ちました。
日本選手が女子63kg級で世界選手権を連覇するのは、2009年、2010年の上野順恵選手以来です。
さらに驚くのは、今回の優勝でシニア国際大会の連勝記録を40に伸ばしたこと。
世界選手権の2連覇だけでも素晴らしい実績ですが、国際大会で一度も負けずに勝ち続けている点が、嘉重選手の強さを物語っています。
嘉重春樺のプロフィール!出身地や年齢は?
嘉重選手のプロフィールを紹介します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 嘉重春樺 |
| 読み方 | かじゅう・はるか |
| 生年月日 | 2000年2月26日 |
| 年齢 | 26歳(2026年10月現在) |
| 出身地 | 徳島県 |
| 出身中学 | 藍住中学校 |
| 出身高校 | 東大阪大学敬愛高校 |
| 出身大学 | 環太平洋大学 |
| 所属 | ブイ・テクノロジー |
| 階級 | 女子63kg級 |
| 段位 | 四段 |
嘉重選手は徳島県藍住町の出身です。
中学卒業後は大阪府の東大阪大学敬愛高校へ進学し、その後は環太平洋大学で柔道を続けました。
現在はブイ・テクノロジーの女子柔道部に所属しています。
嘉重春樺の高校・大学時代は?
嘉重選手の柔道人生で重要な転機となったのが、環太平洋大学時代です。
当時、大学で指導に携わっていたのが、1992年バルセロナ五輪男子71kg級金メダリストの古賀稔彦さんでした。
古賀さんは嘉重選手の寝技の才能に注目。
その能力を伸ばす指導を受けたことが、現在の強さにつながっていると報じられています。
嘉重選手は大学卒業後、ブイ・テクノロジーに入社。
世界女王へと成長するまで、得意の寝技を磨き続けてきました。
なぜ40連勝できる?最大の武器は寝技
嘉重選手の強さを語るうえで欠かせないのが、寝技です。
相手を崩して寝技へ移行し、抑え込みなどで一本を奪うことを得意としています。
2025年の世界選手権では、5試合中4試合を寝技による一本勝ちで制しました。
また、2026年世界選手権前の報道によると、国際大会36連勝の時点で、そのうち25勝が寝技による一本勝ちでした。
つまり、嘉重選手の寝技は単なる得意技ではなく、世界の強豪を相手に勝ち切るための大きな武器なのです。
寝技だけじゃない!立ち技も進化
ただし、嘉重選手の強さは寝技だけではありません。
2025年に世界女王となって以降、海外のライバルたちは嘉重選手の寝技を警戒するようになりました。
そこで本人が力を入れてきたのが、立ち技の強化です。
背負投や小内刈で相手を崩すだけでなく、大外刈りにも磨きをかけてきました。
2026年3月のグランドスラム・トビリシ大会では、大外刈りで一本勝ちを収め、練習してきた技が実戦で出せたという手応えを語っています。
相手が寝技を警戒すれば立ち技で勝負する。
立ち技を警戒すれば、そこから寝技につなげる。
この攻撃の幅の広がりも、連勝を続ける理由の一つと考えられます。
2024年から負けなし!主な優勝歴
嘉重選手の近年の国際大会成績を振り返ると、その強さがよく分かります。
| 時期 | 大会 | 結果 |
|---|---|---|
| 2024年12月 | グランドスラム東京 | 優勝 |
| 2025年2月 | グランドスラム・パリ | 優勝 |
| 2025年4月 | アジア柔道選手権 | 優勝 |
| 2025年6月 | 世界柔道選手権 | 優勝 |
| 2025年10月 | グランプリ・グアダラハラ | 優勝 |
| 2025年12月 | グランドスラム東京 | 優勝 |
| 2026年3月 | グランドスラム・トビリシ | 優勝 |
| 2026年6月 | グランドスラム・ウランバートル | 優勝 |
| 2026年10月 | 世界柔道選手権 | 優勝 |
2024年12月から国際大会で優勝を積み重ね、2026年10月の世界選手権で40連勝に到達しました。
世界のトップ選手たちが対策を練ってくる中でも、勝ち続けていることが最大の特徴です。
古賀稔彦さんとの出会いが強さの原点?
嘉重選手の寝技の才能を見いだした人物として報じられているのが、古賀稔彦さんです。
古賀さんといえば、豪快な背負投で知られた五輪金メダリスト。
しかし、嘉重選手にとって重要だったのは、寝技の可能性を見いだしてもらったことでした。
大学時代にその武器を磨き、社会人になってからも強化を続けた結果、世界選手権を連覇する選手へと成長しました。
華やかな一本勝ちの裏には、長年の技術の積み重ねがあったのです。
現在の指導者は世界女王・宇髙菜絵監督
嘉重選手が所属するブイ・テクノロジー女子柔道部では、宇髙菜絵監督が指導にあたっています。
宇髙監督も世界選手権で優勝した経験を持つ元日本代表です。
過去の取材では、嘉重選手の成長について技術面だけでなく精神面の変化も評価しています。
世界の頂点に立った経験のある指導者の下で、技術と精神面の両方を磨いていることも、嘉重選手の安定した強さにつながっているのかもしれません。
2028年ロサンゼルス五輪の金メダル候補?
世界選手権2連覇、国際大会40連勝。
これだけの実績を残している嘉重選手だけに、次の大きな目標として期待されるのが2028年ロサンゼルス五輪です。
嘉重選手は2028年2月に28歳になります。
年齢的にも、ロサンゼルス五輪では28歳で大会を迎えることになります。
ただし、世界選手権で優勝したからといって五輪代表に自動的に決まるわけではありません。
代表選考では国内外の大会成績や選考基準などが重要になります。
それでも、現在の実績を考えれば、女子63kg級の日本代表争いで注目される存在であることは間違いないでしょう。
世界女王でも挑戦者の姿勢を忘れない
嘉重選手は2025年の世界選手権で初優勝した後、地元メディアの取材で、初出場だったからこそプレッシャーを感じすぎずに戦えた面があったと振り返っています。
また、五輪に出場して結果を残し、支えてくれた人たちへ恩返ししたいという思いも語っていました。
2026年の世界選手権では、前年の王者として追われる立場でありながら2連覇を達成。
相手の研究を受けても勝ち続けられることを証明しました。
まとめ
2026年10月7日の世界柔道選手権女子63kg級で2連覇を達成した嘉重春樺選手。
2000年2月26日生まれの26歳で、徳島県出身。
藍住中学校、東大阪大学敬愛高校、環太平洋大学を経て、現在はブイ・テクノロジーに所属しています。
最大の武器は、大学時代から磨き続けてきた寝技。
さらに近年は立ち技も進化させ、世界の強豪たちを相手に勝利を重ねています。
そして2026年の世界選手権では、国際大会での連勝記録を40に伸ばしました。
世界選手権2連覇という結果も驚異的ですが、それ以上に注目したいのは、世界中のライバルが対策を練る中でも負けていないことです。
2028年ロサンゼルス五輪へ向けて、嘉重春樺選手がどこまで連勝記録を伸ばしていくのか。
日本柔道界の注目選手として、今後も目が離せません。


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