TikTokで「アメリカバレー留学」の様子を発信し、注目を集めている日本人女子バレーボール選手がいます。
TikTokでは「はずな/hazunajapan」の名前で活動しており、動画にはアメリカの大学でユニホームを着て登場する姿も。
「この選手は誰?」
「本当にアメリカの大学でバレーをしているの?」
「高校時代から有名な選手だった?」
と気になった人もいるのではないでしょうか。
調べてみると、その正体は秋重葉沙(あきしげ・はずな)選手。
しかも、経歴をたどってみると想像以上の実力者でした。
今回は秋重葉沙選手について、中学・高校時代からアメリカ留学、そしてNCAA Division Iのコネチカット大学(UConn)にたどり着くまでを紹介します。
TikTokの「はずな」は秋重葉沙選手
今回話題になっているTikTokでは、ユニホーム姿で「アメリカバレー留学」「NCAA D1大学」などと紹介されています。
2026年のUConn女子バレーボール部公式ロースターを見ると、
名前:Hazuna Akishige
背番号:3
ポジション:リベロ
学年:Junior(3年)
身長:5フィート5インチ(約165cm)
出身:大阪、日本
と掲載されています。
TikTok映像のユニホームも背番号3。
さらに前所属のCollege of Southern Idaho(CSI)公式プロフィールには、Instagramアカウントとして「hazuna.akishige」も掲載されているため、今回の「はずな」が秋重葉沙選手であることはかなり明確です。
@hazunajapan メディアDAYの紹介🙌🏼 #バレー留学#アメリカ留学#バレーボール女子#アメリカバレー留学#uconn ♬ 22 (Taylor's Version) – テイラー・スウィフト
秋重葉沙のプロフィール
秋重葉沙選手について確認できた情報をまとめると、
- 名前:秋重葉沙(あきしげ・はずな)
- 英語表記:Hazuna Akishige
- 出身:大阪府
- 身長:約163~165cm
- ポジション:現在はリベロ
- 中学:金蘭会中学校
- 高校:岩美高校(鳥取)
- 米国:College of Southern Idaho
- 現在:University of Connecticut(UConn)
となります。
身長については、日本時代の資料では163cm、UConnでは5フィート5インチと登録されているため、資料によって若干の違いがあります。
【#春の高校バレー 】
— 月刊バレーボール【公式】 (@getsu_vb) January 3, 2023
本日開幕🌄
高校バレーボーラーが様々な思いで大会に臨みます🏐
鳥取県代表女子 #岩美 高校の#秋重葉沙 選手の競技人生における大きな決断と #譲れない 思いとは#春に翔る #春高 https://t.co/7vhniI35nd
中学は名門・金蘭会!全国日本一も経験
秋重葉沙選手は大阪の強豪・金蘭会中学校出身です。
そして中学3年だった2019年には、全日本中学校選手権で金蘭会中が優勝。
つまり秋重選手は中学日本一を経験したメンバーでした。
金蘭会といえば、中高ともに全国屈指の女子バレー強豪校。
そのまま金蘭会高校へ進む道もありました。
実際、秋重選手自身も当初は内部進学を希望していたそうです。
ところが中学時代の恩師・佐藤芳子監督との面談が、進路を大きく変えることになります。
監督から高校では他校からも選手が入ってきて競争がさらに厳しくなること、当時の実力では厳しいのではないかという趣旨の言葉をかけられたのです。
全国優勝を経験した直後だけに、本人にとって相当厳しい言葉だったことがうかがえます。
金蘭会高校ではなく鳥取・岩美高校へ
そこで秋重選手が選んだのが、鳥取県の岩美高校でした。
ここが彼女の経歴の興味深いところです。
名門中高一貫校でそのまま競争するのではなく、新しい環境へ飛び出しました。
高校1年だった2020年度の春高登録メンバーにも名前があり、当時すでに身長162cmで登録されています。
その後も岩美の中心選手へ成長。
高校3年時の2023年春高では、
背番号2
アウトサイドヒッター
身長163cm
金蘭会中出身
として登録されています。
現在のリベロという印象とは違い、高校時代はアウトサイドヒッターだったのも面白いところです。
高校卒業後にアメリカへ
そして高校卒業後、秋重選手は日本の大学やVリーグではなく、アメリカでプレーする道を選びます。
進んだのはアイダホ州にあるCollege of Southern Idaho(CSI)。
ここでリベロとしてプレーするようになります。
そしてアメリカで、その才能が一気に開花しました。
2年連続「Region 18 Libero of the Year」
2025年シーズン、秋重選手はCSIで、
1セット平均4.29ディグ
サーブレシーブ成功率.932
を記録。
Scenic West Athletic Conferenceでディグ数をリードし、**2年連続で「Region 18 Libero of the Year」**に選ばれました。
さらにシーズン中には週間最優秀守備選手にも3度選出。
単に「アメリカにバレー留学している日本人」というレベルではありません。
NJCAAオールアメリカンにも選出
さらに2025年12月には大きな評価を受けます。
秋重選手は、
NJCAA All-American Second Team
に選出されました。
「All-American」は、そのカテゴリーにおける全米トップクラスの選手に与えられる名誉です。
日本からアメリカへ渡り、守備のスペシャリストとして実績を積み上げたことになります。
そして、この活躍が次のステージにつながりました。
2026年にUConnへ移籍!ついにNCAA Division Iへ
2026年2月、CSIは秋重選手がUniversity of Connecticut(コネチカット大学)へ進むことを正式発表しました。
これが今回のTikTok動画に登場する「UConn」です。
UConn女子バレーはNCAA Division Iに所属し、BIG EAST Conferenceで戦っています。
2026年シーズンの公式ロースターにも、
背番号3・Hazuna Akishige・Libero
として正式に登録されています。
2026年8月20日に発表されたBIG EASTのプレシーズン投票では、UConnは11校中7位。8月28日にHigh Pointとの2026年開幕戦を迎える予定です。
つまりTikTokで最近「メディアDAY」などの動画が増えているのは、まさにNCAA D1での新シーズン開幕直前だからと考えられます。
「いきなりNCAA D1」ではなかった
ここは記事でぜひ伝えたいポイントです。
TikTokだけを見ると、
日本人女子選手がアメリカのNCAA D1に留学!
という華やかな印象を受けます。
しかし実際の経歴を見ると、
金蘭会中
↓
岩美高校
↓
College of Southern Idaho
↓
UConn(NCAA Division I)
という道を歩んでいます。
中学日本一を経験しながら高校では環境を変え、さらに高校卒業後は海を渡る。
そこで結果を残して、ついにNCAA Division Iまで上がってきた。
むしろ「最初からエリートコース一直線」ではなく、環境を変えるたびに自分のポジションを築いてきた選手といえそうです。
姉・秋重若菜もバレーボール選手
さらに秋重家について調べると、姉の秋重若菜選手もバレーボール選手です。
葉沙選手とは違い、若菜選手は金蘭会中から金蘭会高校へ内部進学し、その後は早稲田大学へ進みました。
月刊バレーボールの記事でも、姉妹がともに全国屈指の強豪・金蘭会でプレーしていたことが紹介されています。
姉妹で同じ競技に取り組みながら、その後は違う道を選んだことになります。
#秋重若菜 選手の妹さんの#秋重葉沙 選手は
— ファイ太(バレーボール垢) (@fightman_M) August 27, 2023
金蘭会中学校 → 鳥取県立岩美高校 → 帝塚山学院大学
と進学先の女子バレーボール部で御活躍されておられてます🎵😊
これからもお姉さまに負けないぐらいに是非とも頑張って頂けたら嬉しいですね🎵✊😊https://t.co/GJ6ZoqwMUP
TikTokで注目されるのも納得?
TikTokでは試合だけでなく、アメリカの大学生活やメディアDAYなど、日本ではなかなか見ることのできないNCAAアスリートの日常が紹介されています。
今回確認した動画も「アメリカバレー留学」「NCAA D1大学」という、日本のバレーファンにはかなり珍しい世界です。
しかも秋重選手自身が、
金蘭会中で日本一
→岩美高校で春高
→渡米
→NJCAAオールアメリカン
→NCAA D1
という経歴の持ち主。
TikTokをきっかけに「この日本人選手は誰?」と興味を持つ人が増える可能性は十分ありそうです。
まとめ
TikTokの「hazunajapan」で注目されている日本人女子バレーボール選手は、秋重葉沙(あきしげ・はずな)選手です。
金蘭会中時代には全国制覇を経験し、高校は鳥取県の岩美高校へ進学。
高校卒業後にはアメリカへ渡り、College of Southern Idahoでリベロとして頭角を現しました。
2025年には2年連続のRegion 18 Libero of the Yearに加え、NJCAA All-American Second Teamにも選出。
そして2026年からは、NCAA Division IのUConnへ。
TikTokで映っている華やかな「NCAA D1選手」の姿は、突然手に入れたものではなく、日本とアメリカで積み重ねてきた結果だったようです。
今後UConnでどこまで活躍するのか。
TikTokでの発信とともに、秋重葉沙選手のNCAA D1での挑戦にも注目したいですね。


コメント