陸上男子100mで、いま急速に存在感を高めているのが山本匠真(やまもと・しょうま)選手です。
2026年8月9日に行われた富士北麓ワールドトライアルでは、予選で10秒04をマーク。
自身初となる10秒0台に突入すると、決勝も10秒10で制し、日本グランプリシリーズ3勝目を挙げました。
しかも山本選手が注目されている理由は、足の速さだけではありません。
現在は広島大学大学院で半導体の研究に取り組む理系大学院生。
さらに100mを題材にした人気漫画の劇場アニメ**『ひゃくえむ。』で、小宮の走行フォームモデルを担当**していたことも分かっています。
「山本匠真ってどんな選手?」
「ひゃくえむ。との関係は?」
「研究室はどこ?」
「高校時代から速かったの?」
など、気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、山本匠真選手のプロフィールから『ひゃくえむ。』との関係、研究内容、自己ベスト、高校時代まで詳しく調べました。
- 山本匠真のプロフィール
- 山本匠真は「ひゃくえむ。」小宮のフォームモデル!
- 「ひゃくえむ。」とはどんな作品?
- 小宮以外も本物の一流スプリンターがモデル
- 山本匠真自身も「ひゃくえむ。」が大好き?
- 山本匠真の研究室はどこ?
- 「井村誠孝研究室」の山本匠真とは別人?
- 山本匠真は半導体を研究している!
- なぜ半導体を研究している?
- 研究と陸上はどうやって両立している?
- 山本匠真の現在の自己ベストは10秒04!
- 桐生祥秀に0.01秒差まで迫った!
- 高校時代の自己ベストは10秒98だった
- 中学・高校では全国大会出場なし
- 広島大学で陸上人生が変わった
- 世界リレーでは日本代表の1走
- 2026年は一気に国内トップへ
- なぜ大学でここまで速くなった?
- 9秒台も見えてきた?
- 大学院修了後も競技を続ける予定
- 山本匠真は「三刀流」スプリンター?
- まとめ
山本匠真のプロフィール
まずは山本匠真選手の基本プロフィールをまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 山本 匠真 |
| 読み方 | やまもと・しょうま |
| 生年月日 | 2002年6月20日 |
| 年齢 | 24歳(2026年8月現在) |
| 出身 | 広島県 |
| 出身中学 | 廿日市市立野坂中学校 |
| 出身高校 | 広島県立広島国泰寺高校 |
| 大学 | 広島大学工学部 |
| 現在 | 広島大学大学院先進理工系科学研究科 |
| 専門 | 100mなど短距離 |
| 100m自己ベスト | 10秒04 |
| 主な代表歴 | 2024年世界リレー日本代表 |
山本選手は、いわゆるスポーツ推薦で全国トップ校から大学へ進んだタイプではありません。
中学、高校時代には全国大会出場経験がなく、高校時代の自己ベストも10秒98。
そこから広島大学進学後に大きく成長し、日本代表にまで到達した非常に珍しい経歴の持ち主です。
高校の公式資料にも、山本選手の100m10秒98という記録が残っています。
山本匠真は「ひゃくえむ。」小宮のフォームモデル!
山本匠真選手について検索すると、
「山本匠真 ひゃくえむ」
というキーワードが出てきます。
これは単に山本選手が作品のファンだからではありません。
山本選手は、劇場アニメ
『ひゃくえむ。』
で、主要キャラクターの一人である小宮のスプリントフォームモデルを担当しています。
『ひゃくえむ。』公式SNSでも、山本選手が小宮のモデルであることが明記されています。
🏃「ひゃくえむ。真剣(ガチ)になれ!」
— にゃーにゃ@山陰のwebマガジン「na-na(ナーナ) 」 (@nanamedia0330) July 4, 2026
「ひゃくえむ。」コラボグッズの物販会場に、
映画「ひゃくえむ。」で小宮のフォームモデルを勤めた山本匠真選手が来てくださったニャ‼️#ひゃくえむ。#布勢スプリント pic.twitter.com/kGmrnC320T
「ひゃくえむ。」とはどんな作品?
『ひゃくえむ。』は、『チ。―地球の運動について―』でも知られる漫画家・魚豊さんの連載デビュー作。
タイトル通り、
陸上競技の100m走
をテーマにした作品です。
劇場アニメでは、100mというわずか10秒前後の競技に人生を懸けるスプリンターたちの葛藤や競争が描かれています。
そして大きな特徴が、
実際のトップスプリンターの走りを3DCGで再現し、それを作画のベースにした
ことです。
つまり山本選手の走りが、単なる参考資料としてではなく、アニメの小宮の動きそのものを作るために使われたわけですね。
⠀⠀劇場アニメ『ひゃくえむ。』
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小宮以外も本物の一流スプリンターがモデル
『ひゃくえむ。』では山本選手だけでなく、豪華な陸上選手がフォームモデルを務めています。
主人公・トガシは元日本代表の江里口匡史さん。
小宮は山本匠真選手。
樺木は200m日本代表の鵜澤飛羽選手。
海棠は五輪にも出場した朝原宣治さん。
財津は400m日本選手権を何度も制した金丸祐三さん。
という顔ぶれです。
その中で24歳の山本選手が主要人物・小宮を担当していることからも、走りの個性や実力が高く評価されていることが分かります。
山本匠真自身も「ひゃくえむ。」が大好き?
山本選手自身も『ひゃくえむ。』への思い入れがかなり強いようです。
2026年日本選手権で100m4位になった際には、自身のInstagramで、
「ひゃくえむコラボなこともあって今までで1番楽しい試合だった」
と投稿。
さらに映画鑑賞後にも、
「何かに真剣に取り組んだ経験がある人は絶対ハマる」
と作品を絶賛しています。
モデルを務めただけでなく、本人自身も一人の陸上選手として作品に共感しているのでしょう。
山本匠真の研究室はどこ?
そして山本匠真選手のもう一つの大きな特徴が、
現役の理系大学院生
であることです。
現在所属しているのは、
広島大学大学院 先進理工系科学研究科 博士課程前期
先進理工系科学専攻 量子物質科学プログラム
です。
これは広島大学の公式資料でも確認できます。
ただし「○○研究室」という具体的な研究室名については、2026年8月現在、私が確認できた広島大学の公式情報では明記されていませんでした。
そのためこの記事では、
研究室名は不明
としておきます。
「井村誠孝研究室」の山本匠真とは別人?
ここはかなり注意が必要です。
検索すると、
「山本匠真
理工学研究科
井村誠孝研究室」
という情報が出てくることがあります。
しかしこれは、情報処理学会関西支部大会で「力覚フィードバックを用いたフリック入力の習得支援システム」を発表した別の山本匠真さんとみられます。
陸上選手の山本匠真選手は広島大学大学院の量子物質科学プログラム所属で、研究分野も半導体です。
検索結果だけを見て同一人物だと結び付けない方がよさそうです。
山本匠真は半導体を研究している!
山本選手が大学院で研究しているのは、
半導体
です。
広島大学は山本選手について、
半導体デバイスと、その作製プロセスなどを研究している
と公式に紹介しています。
スマートフォンやパソコン、自動車、データセンターなど、現代社会の多くの電子機器に半導体は欠かせません。
つまり山本選手は、
「100mを速く走るためのスポーツ科学」
を大学で学んでいるわけではなく、
陸上とはまったく別分野の最先端研究
に取り組んでいることになります。
なぜ半導体を研究している?
ユーザー提供のTHE ANSWERの記事によると、山本選手はもともと、
「ものづくりに携わりたい」
という思いから広島大学工学部へ進学しました。
大学では電気電子・システム情報系を幅広く学び、
「ものを作って、価値を提供できる人間になりたい」
という思いから半導体に興味を持ったそうです。
さらに研究を深めるため、大学卒業後も大学院へ進学しました。
陸上で日本トップクラスに成長しても、競技一本に絞らず研究を続けているところが山本選手らしいですね。
研究と陸上はどうやって両立している?
大学院生とトップアスリート。
どちらか一つでも大変そうですが、山本選手は時間をうまく区切って両立しています。
ユーザー提供記事によると、生活を、
朝・昼・夜
で区切ることを意識しているそうです。
夕方には広島大学の選手たちと練習。
研究することが残っていれば、その後もう一度研究室へ戻ることもあるのだとか。
山本選手自身は、
研究中は陸上のことを考えずに済むため、
むしろ良い息抜きになっている
と捉えています。
陸上だけに集中して四六時中競技について考えるより、研究と競技を切り替えられることが精神的にもプラスになっているようです。
山本匠真の現在の自己ベストは10秒04!
山本匠真選手の100m自己ベストは、
10秒04
です。
2026年8月9日の富士北麓ワールドトライアル予選で記録しました。
追い風は+1.5m。
公認条件となる+2.0m以内なので、正式な自己ベストです。
この大会前までのベストは、2026年6月の日本選手権で記録した、
10秒12
でした。
わずか2か月ほどで0秒08も短縮したことになります。
桐生祥秀に0.01秒差まで迫った!
さらに驚くのが、そのレース内容です。
同じ予選では、日本人初の9秒台スプリンターとして知られる桐生祥秀選手が、
10秒03
をマーク。
山本選手は10秒04。
つまり、
わずか0.01秒差
でした。
かつて高校時代に10秒98だった選手が、今では桐生選手とほとんど同時にゴールするところまで成長したわけです。
高校時代の自己ベストは10秒98だった
現在の10秒04だけを見ると、
「高校時代から全国トップクラスだったのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、実際は全く違います。
山本匠真選手の高校時代の自己ベストは、
10秒98
でした。
広島国泰寺高校の公式資料では、高校2年時の広島県新人大会で、
準決勝:10秒98
決勝:11秒09・県8位
という記録が確認できます。
つまり高校卒業時点では、
10秒台ギリギリの選手
だったことになります。
中学・高校では全国大会出場なし
山本選手は小学生時代にサッカーを経験。
足が速かったことから、廿日市市立野坂中学校への進学を機に陸上部へ入りました。
しかし中学、高校を通じて、
全国大会への出場経験はありません。
高校3年時は新型コロナウイルスの影響で多くの大会が中止されたこともあり、全国の舞台とは無縁のまま高校生活を終えています。
高校卒業時には陸上競技をやめるつもりだったそうです。
広島大学で陸上人生が変わった
そんな山本選手の人生を変えたのが、
広島大学陸上競技部
でした。
広島大学へ進学後、先輩に誘われて陸上部の練習を見学。
そこで再び「走りたい」という気持ちが湧き、競技を続けることになります。
すると記録が急成長。
大学3年、4年では日本インカレで2年連続3位。
そして2024年には、
世界リレー日本代表
にまで選ばれました。
世界リレーでは日本代表の1走
2024年5月にバハマで行われた世界リレー。
山本匠真選手は男子4×100mリレー日本代表に選ばれました。
決勝では、
山本匠真
栁田大輝
上山紘輝
三輪颯太
のメンバーで出場。
山本選手は第1走者を務め、日本は38秒45で4位となりました。
メダルまではわずか0秒01。
それでも世界のトップを相手に戦った経験は、その後の成長にも大きく影響しているのではないでしょうか。
2026年は一気に国内トップへ
2026年の山本匠真選手は、さらに大きく飛躍しています。
4月の織田幹雄記念国際では男子100mを10秒37で優勝。
広島大学も公式に優勝を発表しています。
6月の日本選手権では予選10秒12の自己ベストを記録し、決勝4位。
7月の布勢スプリントでは10秒17で優勝。
そして8月9日の富士北麓ワールドトライアルで10秒04。
同大会の決勝も10秒10で制しました。
2026年だけで、日本GPシリーズ3勝を挙げています。
なぜ大学でここまで速くなった?
高校時代10秒98。
現在10秒04。
単純計算すると、
約0秒94
も自己ベストを縮めています。
100mで約1秒短縮するというのは、とてつもなく大きな進歩です。
特に2025年には腰痛に悩まされましたが、2026年は腰椎の動きやウエイトトレーニング時の腹圧を見直したことで、力を効率良くスピードへ伝えられるようになったといいます。
高校時代に完成された天才型というより、
大学進学後に自分の身体と向き合いながら一段ずつ伸びてきた選手
といえるでしょう。
9秒台も見えてきた?
10秒04まで来ると、当然気になるのが、
9秒台
です。
日本人で9秒台を記録した選手は決して多くありません。
山本選手本人も9秒台を意識してはいるものの、かなり冷静です。
富士北麓ワールドトライアル後には、
「9秒台はまだ身の丈に合った記録じゃない」
という趣旨のコメントを残しています。
まず目指しているのは、
10秒0台を安定して出すこと。
そのうえで初めて、9秒台を本格的に狙えると考えているようです。
大学院修了後も競技を続ける予定
大学院生ということは、卒業後の進路も気になります。
ユーザー提供記事によると、山本選手は大学院修了後、
これまで学んだことを生かして就職する予定
だといいます。
そして陸上競技も続ける意向です。
つまり今後は、
企業で働きながら競技を続ける社会人スプリンター
となる可能性が高そうです。
日本トップレベルに達した現在も、研究者・技術者としてのキャリアを捨てずに走り続ける姿勢は非常に興味深いですね。
山本匠真は「三刀流」スプリンター?
山本選手を整理すると、
一つ目は、
100mのトップスプリンター。
二つ目は、
半導体研究に取り組む大学院生。
そして三つ目が、
『ひゃくえむ。』小宮のフォームモデル。
まさに競技、研究、アニメという、一見まったく違う3つの世界を結び付けた存在です。
高校時代に全国大会へ出場できなかった選手が、大学で世界リレー日本代表になり、アニメのモデルとなり、大学院で半導体研究を続けながら10秒04まで到達。
山本匠真選手の経歴そのものが、『ひゃくえむ。』の登場人物のようなストーリーにも感じられます。
文武両道感がすごすぎる✨
— ずーぼ@半導体業界ドットコム (@zubo_semicon) July 6, 2026
半導体研究の国立院生が陸上100mで存在感 「ひゃくえむ。」モデルも担当した山本匠真、成長の道筋(THE ANSWER)#Yahooニュースhttps://t.co/8NaWRhvmgt
まとめ
今回は、男子100mの山本匠真選手について調べました。
山本選手は広島県立広島国泰寺高校出身で、高校時代の100m自己ベストは10秒98。全国大会への出場経験もありませんでした。
しかし広島大学進学後に急成長し、2024年には世界リレー日本代表として男子4×100mリレーの1走を担当。
現在は広島大学大学院先進理工系科学研究科の量子物質科学プログラムに在籍し、半導体デバイスやその作製プロセスを研究しています。具体的な研究室名については、公式情報からは確認できませんでした。
さらに劇場アニメ『ひゃくえむ。』では、主要人物小宮のスプリントフォームモデルを担当。トップスプリンターの実際のフォームを3DCG化して作画するという作品のリアリティを支えています。
そして2026年8月9日、富士北麓ワールドトライアルでついに、
100m10秒04
を記録しました。
高校時代の10秒98から約0秒94短縮。
半導体研究を続けながら、日本人9秒台まであと0秒05というところまで来ました。
ただ本人は急いで9秒台だけを追うのではなく、まずは10秒0台を安定して出すことを目標にしています。
研究者としての未来と、スプリンターとしての未来。
その両方を追いかける山本匠真選手が、次にどんなタイムを叩き出すのか注目です。



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