元広島東洋カープの捕手・多田大輔容疑者(30)が、他人名義のクレジットカードを不正に使用したとして、詐欺の疑いで警視庁に逮捕されました。
このニュースには、単なる「元プロ野球選手の逮捕」では終わらない不可解な点があります。
多田容疑者を巡っては約2か月前、本人のInstagramアカウントに、
「肝臓癌が再発し、6月21日に亡くなりました」
とする内容が投稿されていたからです。
ところが7月になると知人が、
「本当に亡くなったの?」
「Instagramが動いている」
「最近まで普通に仕事をしていたとの情報がある」
などと死亡情報に疑問を呈し、さらに金銭トラブルを示唆する投稿も出現。
そして2026年9月7日、本人の逮捕が実名報道され、「6月21日に死亡した」という情報が事実ではなかったことが明らかになりました。
さらに9月8日までの報道で、事件が発生した詳しい日時や場所、逮捕に至った経緯、別のカード使用についても新たな情報が判明しています。
いったい何が起きていたのでしょうか。
最新情報を含めて時系列で整理します。
【最新】多田大輔が詐欺容疑で逮捕
警視庁池上署は、元広島東洋カープの多田大輔容疑者(30)を詐欺の疑いで逮捕しました。
9月8日までに日刊スポーツやデイリースポーツなどが報じたところによると、逮捕容疑となった事件が発生したのは、
2026年6月13日午後5時ごろ
です。
多田容疑者は東京都墨田区の個室ビデオ店で、20代男性名義のクレジットカードを使用し、利用料金3500円を不正に支払った疑いが持たれています。
多田容疑者は容疑を認め、
「金に困っていた」
という趣旨の供述をしていると報じられています。
広島カープの元選手・多田大輔(30)は今年6月、東京都墨田区の個室ビデオ店で他人名義のクレジットカードを使って料金3500円を不正に支払った疑い(詐欺)。多田容疑者は駅前で寝込んでいた男性の財布からカードを抜き取ったとみられていて、調べに対し容疑を認め「お金に困っていた」と供述している… pic.twitter.com/xXZ9pKYEtr
— オキゾウ (@okizobiz) September 7, 2026
クレジットカードは錦糸町駅近くで寝ていた男性から抜き取った?
ここも当初の記事から情報が更新されています。
日刊スポーツなどによると、多田容疑者は事件直前、JR錦糸町駅近くで酔って寝ていた男性の財布からカードを抜き取ったと供述しているということです。
FNNは、被害男性が目を覚ました後に財布がないことに気づき、クレジットカードの使用履歴を確認して警視庁へ相談したと報じています。
その後、防犯カメラなどの捜査によって多田容疑者が浮上したとされています。
つまり、単に「他人のカードを使った疑い」だけでなく、カードを入手した経緯についても本人の供述が報じられる段階まで捜査が進んでいることになります。
【新情報】コンビニでも食料品を購入か
さらに9月8日までに、新たな情報が出ています。
多田容疑者は、問題となったカードを個室ビデオ店だけでなく、
コンビニなどで食料品を購入するためにも使っていた形跡がある
というのです。
警視庁が関連を調べていると報じられています。
ただし、この部分については現時点では「購入した形跡がある」「関連を調べている」という段階です。
したがって、コンビニでの使用について新たに逮捕・立件されたと断定することはできません。
今後、余罪捜査の結果が新たに発表される可能性があります。
【新情報】現在は千葉県市原市に住む会社員だった
多田容疑者の現在についても詳細が判明しました。
共同通信などによると、逮捕時の多田容疑者は、
千葉県市原市在住の会社員
と報じられています。
さらにFNNは、警視庁への取材として、
現在は土木関係の仕事をしていた
と伝えています。
これは、7月に知人がXで、
「多田が千葉県で生きていることがわかった」
と投稿していた内容とも重なる部分があります。
当時はあくまでSNS上の生存情報でしたが、今回の逮捕報道によって、少なくとも逮捕時に多田容疑者が千葉県市原市で生活していたことが報道で確認されたことになります。
ところが6月には「死亡した」とするInstagram投稿
今回の事件をさらに不可解にしているのが、Instagramです。
2026年6月、多田容疑者のInstagramアカウントには、本人が死亡したとする投稿が掲載されました。
⚠️拡散希望⚠️
— 馬場ちゃん (@babachan1987) July 2, 2026
元カープ多田大輔の行方知ってる人
5月の最後の週に
一緒にBBQして
普通に酒飲みよったけん
この話しが嘘であって欲しい、、
まだアカウント消えてないし、
ストーリー閲覧してくるし
大丈夫よね??
そのBBQの週に
うちの従業員の財布から
30万なくなりました。… pic.twitter.com/GB7Io8GvkY
拡散されたスクリーンショットには、
「本人からログイン情報を預かり現在更新しております」
としたうえで、
「兼ねてから患っておりました肝臓癌が再発し、5月後半から闘病生活をしておりましたが、6月21日に亡くなりました」
という趣旨の文章が書かれていました。
さらに、
「本人から申し出があり報告した」
「このアカウントは近々消去する」
などとも記載。
文章だけを読めば、本人からログイン情報を託された第三者が死後に訃報を伝えたように見えます。
【重要】事件は「死亡日」のわずか8日前だった
今回、新たに事件発生日が判明したことで、時系列上の重要なポイントが浮かび上がりました。
逮捕容疑となったクレジットカード事件は、
6月13日午後5時ごろ。
Instagramで多田氏が亡くなったとされていた日は、
6月21日。
わずか8日後です。
つまり、
6月13日 錦糸町付近で今回の事件が発生
↓
6月21日 Instagram上では「肝臓がんで死亡した」とされる
という流れになります。事件日時は警察発表を基にした複数の報道で一致しています。
これは非常に気になる時系列です。
ただし、ここで注意しなければならないことがあります。
事件と死亡投稿に関係があるとは、警察は発表していません。
したがって、
「事件を起こしたから死亡を偽装した」
「警察から逃げるために死亡情報を流した」
などと断定することはできません。
現在確認できる事実は、
事件発生とされる日の8日後を「死亡日」とする事実ではない情報がInstagramに掲載された
というところまでです。
「肝臓がんで死去」は結果的に事実ではなかった
そして2026年9月7日、多田容疑者本人の逮捕が実名で報じられました。
そのため、
「多田大輔氏が2026年6月21日に死亡した」
という情報が事実ではなかったことは明らかになりました。
ただし現在も、
誰が死亡情報を投稿したのか
については判明していません。
本人自身が投稿したのか。
本当にログイン情報を渡された第三者が投稿したのか。
「肝臓癌」という情報はどこから出てきたのか。
なぜ「6月21日」という具体的な日付だったのか。
こうした疑問について、警察や本人から説明があったとの報道は、9月8日13時時点では確認できません。
知人が7月2日に「本当に死んだの?」と投稿
死亡情報が広がった後の7月2日、Xアカウント「馬場ちゃん」が多田氏の安否について投稿しています。
投稿者は、
5月最後の週に多田氏と一緒にBBQをし、普通に酒を飲んでいた
と説明。
そのため突然の死亡情報に疑問を持ったようです。
さらに、
Instagramアカウントが消えていない
ストーリーズを閲覧している形跡がある
などとして、本当に死亡したのか疑問を呈していました。
同じ投稿で「財布から30万円なくなった」とも告発
さらに同じX投稿には、別の金銭トラブルに関する主張もありました。
投稿者によると、多田氏とBBQをした週に、
従業員の財布から30万円がなくなった
といいます。
投稿者は警察に調べてもらっているとしたうえで、「防犯カメラにはバッチリ映っている」とも投稿していました。
しかし、ここは今回の逮捕事件と絶対に混同してはいけない部分です。
9月8日時点で報道されている逮捕容疑は、
6月13日に他人名義のクレジットカードを個室ビデオ店で使用したとされる詐欺容疑
です。
Xで投稿された「30万円がなくなった」という件について、多田容疑者が盗んだと警察が認定したとの報道は確認できません。
今回警察が関連を調べていると報じられている「コンビニでのカード使用」とも別の話です。
したがって、
「多田大輔が30万円を盗んだ」
と断定することはできません。
7月11日には「千葉県で生きている」と投稿
さらに7月11日、「馬場ちゃん」は、
「多田が千葉県で生きてることがわかりました」
と投稿しました。
当時はあくまで投稿者が得たという情報でした。
しかし今回、日刊スポーツなどは逮捕された多田容疑者について、
千葉県市原市の会社員
と報じています。
したがって、7月に投稿されていた、
「生きている」
「千葉県にいる」
という2点については、後の報道内容と一致することになりました。
もちろん、これだけをもってX投稿に含まれるその他すべての主張まで正しいことにはなりません。
「金銭被害を受けた」と訴える別の人物も?
投稿者はその後、最初の投稿を見た人物から、
「自分もお金を取られた」
という趣旨の連絡が来たとも主張。
「被害者の会」という表現を使って情報提供を呼びかけていました。
勤務先関係者との金銭トラブルを示唆する投稿もありました。
しかし、これらについても現段階ではSNS上の主張です。
警察が今回発表している捜査とは切り離して考える必要があります。
一方で、9月8日には多田容疑者が同じカードを使ってコンビニなどで食料品を購入した形跡があり、警察が関連を調べていることが新たに報じられました。
今後、警察が捜査対象をどこまで広げるのかが注目されます。
「お金に困っていた」と供述
多田容疑者は今回の容疑を認め、
「金に困っていた」
という趣旨の供述をしていると報じられています。
7月からSNS上で複数の金銭トラブルが指摘されていたため、この供述と結びつけて考えたくなるところです。
しかし、
SNS上で訴えられている金銭トラブル
と、
警視庁が捜査しているクレジットカード事件
が関連しているのかは明らかになっていません。
ここは引き続き分けて考える必要があります。
多田大輔は元広島カープの捕手
多田大輔容疑者は1996年5月25日生まれ。
徳島・鳴門渦潮高校からドラフト7位で広島東洋カープに入団した捕手です。
2015年から2017年まで広島に在籍しましたが、一軍公式戦への出場はなく、2017年限りで戦力外となりました。
退団後は社会人野球などでプレー。
その後は野球指導者、BREAKING DOWNのオーディション、歌手活動など、さまざまな分野に挑戦していました。
多田大輔「死亡説」から逮捕までの最新時系列
最新報道まで加えると、時系列は次のようになります。
2026年5月末
知人が多田氏とBBQをしたとXで投稿。
6月13日午後5時ごろ
JR錦糸町駅近くで寝ていた20代男性の財布からカードを抜き取ったと多田容疑者が供述。墨田区の個室ビデオ店でカードを使い3500円を支払った疑い。
6月21日
Instagram上で多田氏が「肝臓がんで亡くなった」とされていた日。
7月2日
知人がXで死亡情報に疑問を呈し、別の金銭トラブルについても投稿。
7月11日
知人が「千葉県で生きていることが分かった」と投稿。
9月7日
多田容疑者の逮捕が報道され、死亡情報が事実でなかったことが明らかになる。
9月7~8日
事件発生日が6月13日だったこと、千葉県市原市在住の会社員だったこと、現在は土木関係の仕事をしていたことなどが判明。
9月8日
盗んだとされるカードでコンビニなどの食料品を購入した形跡もあり、警察が関連を調べていると報道。
こうして並べると、6月13日の事件と、6月21日を死亡日としたInstagram投稿の間がわずか8日だったことが分かります。
まとめ
元広島カープの多田大輔容疑者を巡っては、2026年6月に本人のInstagramアカウントで、
「肝臓癌が再発し、6月21日に亡くなった」
とする情報が掲載されていました。
しかし7月には知人が死亡情報に疑問を呈し、「生きている」「千葉県にいる」と投稿。
そして9月7日、多田容疑者本人の逮捕が報じられ、死亡情報が事実ではなかったことが明らかになりました。
さらに9月8日までの報道で、逮捕容疑となった事件が6月13日午後5時ごろだったことも判明しました。
これはInstagram上で「死亡した」とされていた6月21日のわずか8日前です。
また、多田容疑者が同じカードを使ってコンビニなどで食料品を購入した形跡があり、警察が関連を調べていることも新たに報じられています。
一方、7月にXで指摘された「30万円がなくなった」とする別件について、多田容疑者が関与したと警察が認定した事実は現在も確認できません。
そして最大の謎である、
「誰が、なぜInstagramに死亡情報を掲載したのか」
についても依然として不明です。
事件と死亡情報との間に関連があるのか。
警視庁の捜査によって、今後さらに新しい事実が明らかになる可能性があります。


コメント