瀬戸勇次郎…修猷館高校からパリパラリンピック柔道金メダルへの道

アスリート
瀬戸勇次郎選手(引用元:スポーツナビ)

2024年パリパラリンピック柔道男子73キロ級で金メダルを獲得した瀬戸勇次郎選手。

彼の生い立ちや修猷館高校での柔道経験、そして視覚障害を乗り越えた輝かしい活躍について、深く掘り下げてご紹介します。

修猷館高校のOBたちも歓喜する、その栄光の軌跡を振り返ります。

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瀬戸勇次郎選手のバックグラウンド

2021年、福岡教育大学の4年生で卒業論文の執筆に追われる瀬戸勇次郎選手(引用元:RKBオンライン)

瀬戸勇次郎選手は、福岡県糸島市出身の柔道家で、弱視というハンデを抱えながらも、その情熱と努力でパリパラリンピックでの金メダルという大きな成果を手にしました。

彼の視力は右目0.07、左目0.05と非常に低い中で、幼い頃から柔道に打ち込み、4歳の頃に兄の影響で柔道を始めたことが彼のキャリアのスタートでした。

修猷館高校での挑戦

引用元:日テレNEWS

瀬戸選手が通った修猷館高校では、体重50キロ台という小柄な体格ながらも、健常者の試合に挑み続けました。

顧問の藤原誠さんが「負けたくないという強い気持ちを持っていた」と語るように、彼の精神力は並外れたものがありました。

高校3年の時に出場した視覚障害者の大会で優勝し、柔道を続ける道を選びました。

視覚障害者柔道での成長

東京パラリンピックで銅メダルを獲得した瀬戸選手 引用元:パラサポWEB

その後、福岡教育大学に進学し、全日本視覚障害者柔道大会にて藤本聰選手との対戦で経験を積んだ瀬戸選手は、徐々にその実力を開花させました。

2018年には横四方固めで藤本選手に勝利し、視覚障害者柔道界での地位を確立。

2021年の東京パラリンピックでは銅メダルを獲得し、今回のパリ大会でついに金メダルを手にしました。

パリパラリンピックでの圧倒的な勝利

表彰台で涙を見せる瀬戸勇次郎選手 引用元:読売新聞オンライン

パリで行われた決勝戦は、瀬戸選手の技の冴え渡る瞬間でした。

背負い投げと出足払いでわずか数秒で相手を下し、その強さを見せつけました。

そして、表彰台では国歌「君が代」を涙ながらに歌い、深く一礼。

SNS上でもその姿に感動する声が多数寄せられ、「すごくグッときた」「涙が止まらない」と、多くの人々が瀬戸選手の偉業に共感しました。

母校・修猷館高校OBたちの歓喜

テレビ中継を見ながら瀬戸選手を応援する修猷館高校柔道部OBら(引用元:読売新聞オンライン)

瀬戸選手の母校である修猷館高校でも、彼の金メダル獲得を祝う声が上がりました。

柔道部のOBたちが集まり、決勝戦をテレビ観戦。「さすが勇次郎」「よくやった!」という歓声が飛び交い、顧問の藤原さんも「緊張の中でも冷静に試合を進めた」とその成長を称賛しました。

今後の目標

引用元:毎日新聞

瀬戸選手は金メダリストとして、今後はさらに注目を集める存在となるでしょう。

彼自身も「連覇を目指して努力を続ける」と語っており、その情熱と挑戦はまだまだ続きます。

福岡県糸島市で育ち、修猷館高校で鍛えられた彼の物語は、多くの人々に勇気と感動を与え続けるでしょう。

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まとめ

瀬戸勇次郎選手のパリパラリンピックでの金メダル獲得は、視覚障害というハンデを乗り越えた努力の結晶です。

修猷館高校での挑戦から、視覚障害者柔道界での成長、そしてパリの大舞台での偉業まで、彼の軌跡は多くの人々に勇気を与えました。

今後もその活躍が期待される瀬戸選手の未来に注目です。

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