
バスケットボール女子日本代表に初選出され、三井不動産カップ2025(愛知大会)第1戦で堂々たるデビューを飾った田中こころ選手。
開始早々に3ポイントシュートを沈め、11分間の出場で10得点2リバウンド2アシストとインパクト十分の活躍を見せました。
そんな田中選手のバスケキャリアを語るうえで外せないのが、「kago club」での中学時代です。
kago clubとは?

大阪府を拠点にする「KAGO CLUB(カゴクラブ)」は、個人スキルを重視する育成スタイルで知られ、これまでに多くの有望選手を輩出してきた強豪クラブチームです。
田中こころ選手もこのkago clubで多くの技術とメンタルを学び、今に通じるプレースタイルを確立しました。
KAGOで磨かれた“攻め”の哲学

田中選手がKAGOで学んだ最大の武器は「オフェンスの駆け引き」です。
相手ディフェンスの反応を先読みし、ドライブ、ステップ、フローターなど複数のフィニッシュオプションを使い分ける能力は、まさにkago仕込み。
彼女自身も「KAGOで学んだことが、今のすべての土台になっている」と語ります。
特に気に入っているのは「タイミングをずらすレイアップ」。
これは1歩目でボールを振り上げ、相手の反応を引き出してから2歩目で確実にフィニッシュするという技で、国体でも大きな武器になりました。
MARUコーチとの出会いと影響

田中選手がKAGOに通うようになったのは、中学1年の終わり頃。
お姉さんの学校の後輩に勧められたのがきっかけです。
そこで出会ったのが、KAGOの名物指導者・MARUコーチ。
彼から徹底して教わった「相手の心理を読むオフェンス」は、現在の田中選手のプレースタイルに深く根付いています。
自由に、自信を持ってプレーする“こころスタイル”

KAGOでは「失敗してもいいから、自分の判断でプレーしろ」と教えられてきたという田中選手。
桜花学園でもそのスタイルは変わらず、「こころは打っていい」と背中を押され続け、持ち味であるアグレッシブなシュートを磨いていきました。
「最初は遠慮していたけど、それじゃ自分の良さが出ない。
だから今は、ボールが来たら絶対に決めるつもりで打っている」と語る田中選手のメンタルも、KAGO時代からの成長の賜物です。
今後の課題と進化への意欲

攻撃面ではすでに完成度が高い田中選手ですが、今季は「ディフェンスを強化する」ことを最大のテーマに掲げています。
高校時代からの課題に真剣に向き合い、さらに完成度の高い選手になるべく努力を続けています。
ファンへのメッセージと期待
「毎試合、レベルアップした姿を見せられるよう頑張ります。応援よろしくお願いします!」
この言葉通り、彼女の成長は止まりません。KAGO CLUBで育まれた基礎と、自信に満ちたメンタリティが融合した「こころスタイル」に今後も注目です。
プロフィール(2025年6月時点)

項目 | 内容 |
---|---|
名前 | 田中 こころ(たなか・こころ) |
生年月日 | 2006年1月10日 |
出身地 | 大阪府 |
ポジション | シューティングガード |
身長 | 172cm |
血液型 | A型 |
足のサイズ | 26.5cm |
所属歴 | KAGO CLUB → 桜花学園高 |
得意技 | 3Pシュート、タイミングをずらすレイアップ |
趣味 | 音楽を聴く、歌う |
好きな食べ物 | 春巻き |
尊敬する人 | 両親 |
メッセージ | 「毎試合レベルアップした姿を見せます。応援よろしくお願いします!」 |
【まとめ】
- 田中こころ選手は大阪のKAGO CLUBで中学時代を過ごしました。
- KAGOで学んだ駆け引きとスキルが現在のプレーの基盤です。
- MARUコーチとの出会いが技術・精神面で大きな影響を与えました。
- 「ボールが来たら決める」というメンタリティもKAGO時代に養われました。
- ディフェンス強化を今季の課題とし、さらなる成長を誓っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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