参政党の**初鹿野裕樹(はじかの・ひろき)参議院議員(49)**が、名誉毀損の疑いで神奈川県警から書類送検されたことが2026年9月11日、分かりました。
共同通信によると、問題となっているのは2025年7月の参院選期間中のSNS投稿。
初鹿野議員は「たくさんの仲間が共産党員により殺害」されたなどと投稿したとして刑事告訴されていました。
一体、初鹿野裕樹議員とはどのような人物なのでしょうか。
調べてみると、政治家になる前には約23年間にわたって警視庁に勤務。
さらに東海大学柔道部出身で、警視庁柔道部の代表選手、柔道七段という本格的なスポーツ経歴を持つ異色の政治家であることが分かりました。
今回は書類送検の経緯とともに、初鹿野裕樹議員の学歴や警視庁時代、柔道選手としての経歴、政治家になるまでについて調査します。
初鹿野裕樹議員が名誉毀損容疑で書類送検
>>昨年7月の参院選期間中に「たくさんの仲間が共産党員により殺害」されたなどと投稿したとして、名誉毀損容疑で刑事告訴された参政党の初鹿野裕樹参院議員(49)を神奈川県警が書類送検したことが11日、捜査関係者への取材で分かった。(共同通信)… pic.twitter.com/MgUcJXe3br
— プロトラの選挙分析チャンネル (@purotora_chan) September 11, 2026
2026年9月11日、参政党の初鹿野裕樹参議院議員が神奈川県警から書類送検されたことが報じられました。
共同通信の速報によると、初鹿野議員は2025年7月の参院選期間中、
「たくさんの仲間が共産党員により殺害」された
などとSNSに投稿したとして、名誉毀損容疑で刑事告訴されていました。
そして約1年後となる2026年9月11日、神奈川県警が書類送検したことが捜査関係者への取材で分かったとされています。
ここで注意したいのは、「書類送検=有罪」ではないことです。
書類送検は警察が事件の書類や証拠などを検察へ送る手続きで、今後は検察側が捜査した上で起訴・不起訴などを判断することになります。
初鹿野裕樹とは何者?
初鹿野裕樹議員は、神奈川県選挙区選出の参議院議員です。
参議院公式プロフィールなどから基本情報を整理すると、
名前:初鹿野裕樹(はじかの・ひろき)
生年月日:1977年7月6日
年齢:49歳
出身:神奈川県
所属:参政党
選挙区:神奈川県
当選:1回
大学:東海大学体育学部
前職:警視庁警察官
柔道:七段
となっています。
2025年参院選の公的な選挙記録では、神奈川県三浦市在住、当時48歳、職業は会社顧問として届け出られていました。
政治家だけを見ると新人議員ですが、それ以前の経歴がかなり異色です。
東海大学体育学部で柔道部に所属
初鹿野議員は東海大学体育学部出身。
参議院公式プロフィールでは、大学時代について、
「東海大学柔道部にて全国大会優勝に貢献」
と紹介されています。
東海大学といえば、数多くのトップ柔道家を輩出してきた大学柔道の名門。
初鹿野議員も大学時代から本格的に柔道へ取り組んでいました。
単に「柔道経験のある政治家」というより、競技柔道の世界で活動してきた人物です。
警視庁柔道部の代表選手だった
大学卒業後の2000年4月、初鹿野議員は警視庁へ入庁。
その後、約23年間にわたって警察官として勤務しました。
そして警視庁でも柔道を続けています。
参議院公式プロフィールには、
「警視庁柔道部にて柔道代表選手として全国大会七連覇に貢献」
と掲載されています。
大学だけでなく、警視庁でも代表クラスの柔道選手だったことになります。
ここはnice-try.netとして一番注目したい経歴でしょう。
初鹿野裕樹は柔道七段
現在の段位はなんと、
柔道七段。
さらに参議院公式プロフィールには、
柔道七段
逮捕術七段
拳銃上級
全日本柔道連盟公認A指導員
などの資格が掲載されています。
柔道だけではなく、警察官として必要となる逮捕術や拳銃についても高い技能を持っていたことがうかがえます。
約1万人の警察官を指導
初鹿野議員は選手として活動した後、指導する側にも回っています。
参議院公式プロフィールによると、
柔道
逮捕術
拳銃
の指導者として、警察署員、機動隊員、本部員など約1万人の警視庁警察官を指導したとされています。
約23年間の警察官人生の中で、競技選手から指導者へとキャリアを移していったわけです。
柔道選手としての経験と警察官としての技能を組み合わせた、かなり特殊なキャリアといえるでしょう。
警視庁を退職して政治家へ
初鹿野議員は2022年12月、警視庁を退職しています。
政治を志した理由について、参議院公式プロフィールでは、警察行政に限界を感じ、
法律をコントロールできる政治の世界
を志したという趣旨の説明がされています。
つまり経歴を一本につなげると、
東海大学体育学部
↓
東海大学柔道部
↓
警視庁入庁
↓
警視庁柔道部代表選手
↓
警察官の柔道・逮捕術・拳銃指導
↓
約23年勤務して退職
↓
政治家へ
となります。
2023年の葉山町議選では落選
政治家への道は最初から順調だったわけではありません。
2023年には葉山町議会議員選挙へ立候補しましたが落選。
さらに2024年の衆議院選挙では参政党から神奈川11区に立候補しました。
この選挙には小泉進次郎氏らも立候補しており、公的な選挙資料には当時の初鹿野氏について、
47歳
神奈川県三浦市在住
会社社長
参政党
と記録されています。
この衆院選でも当選には届きませんでした。
2025年参院選で初当選
そして2025年7月の参議院選挙。
初鹿野氏は参政党から神奈川県選挙区に立候補しました。
公的資料でも、
初鹿野裕樹
参政党
神奈川県三浦市
会社顧問
として立候補していたことが確認できます。
この選挙で初当選し、国会議員となりました。
つまり地方選挙、衆院選での落選を経験した後、3度目の大きな挑戦で国政へ進んだことになります。
書類送検された投稿は参院選期間中だった
今回の問題で重要なのが時期です。
書類送検の対象となったと報じられているSNS投稿は、初鹿野氏が初当選した2025年参院選の選挙期間中に行われています。
つまり、
参院選へ立候補
↓
選挙期間中に問題となった投稿
↓
刑事告訴
↓
参院選で当選
↓
神奈川県警が捜査
↓
2026年9月11日書類送検
という流れになります。
現在は国会議員となっているものの、問題となっているのは当選前の選挙運動期間中の投稿ということになります。
初鹿野裕樹には別の報道も
初鹿野議員について検索すると、別の「疑惑」に関する記事も出てきます。
2025年には日刊ゲンダイが、初鹿野議員の警視庁在職中をめぐる疑惑を報道しました。
これに対して参政党側は**「事実無根」**として否定。
日刊現代社に対して名誉毀損による損害賠償や謝罪広告を求める訴訟を東京地裁に提起したことを、参政党自身が公表しています。
これは今回、初鹿野議員自身が名誉毀損容疑で書類送検された件とは別問題です。
混同しないよう注意が必要でしょう。
「議員歳費を返納」発言でも話題に
初鹿野議員は2025年参院選前、国会議員になった場合には議員歳費を返納するという趣旨の投稿をしていたことでも話題になりました。
当選後、返納について注目が集まると、本人は「法改正がされた場合に返納する」という趣旨だったと説明。
また、所属政党の方針を確認せずに投稿した点について不適切だったとの認識を示しました。
こちらも今回の書類送検とは直接関係のない話ですが、初鹿野議員について検索する人が目にする可能性の高い話題です。
現在も参議院議員として活動
初鹿野議員は現在も参議院議員として活動しています。
2026年7月8日には参議院本会議で、下水道などの基幹インフラへの国費投入をテーマに国会質疑を行っていました。
今回の書類送検を受けて、
本人がどのように説明するのか
参政党がどのような対応を取るのか
検察が起訴・不起訴をどう判断するのか
が今後の焦点になりそうです。
まとめ
参政党の初鹿野裕樹参議院議員が2026年9月11日、名誉毀損の疑いで神奈川県警から書類送検されたことが分かりました。
問題となっているのは、2025年7月の参院選期間中のSNS投稿です。
一方、初鹿野議員の経歴を調べてみると、政治家になる以前には約23年間にわたって警視庁に勤務。
東海大学体育学部で柔道部に所属し、その後は警視庁柔道部の代表選手として全国大会7連覇に貢献したと公式プロフィールで紹介されている、本格的な柔道家でした。
現在は柔道七段。
さらに逮捕術七段、拳銃上級、全日本柔道連盟公認A指導員などの資格を持ち、約1万人の警察官を指導したという異色の経歴があります。
その後警視庁を退職し、葉山町議選、衆院選での落選を経て、2025年参院選で国政初当選。
今回の書類送検はその参院選期間中の投稿をめぐるものです。
ただし、書類送検された時点では刑事責任が確定したわけではありません。
今後の検察の判断とともに、初鹿野議員本人や参政党が今回の書類送検についてどのような説明をするのか注目されます。


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