
かつて「下手」との声もあったFWジャーメイン良。
しかし今、彼はJリーグでトップクラスの得点力を誇り、日本代表でも大活躍。評価を覆した背景と成長の軌跡をたどります。
この記事でわかること
- ジャーメイン良が「下手」と言われる理由と背景
- 現在の成績と評価とのギャップ
- 遅咲きエースの努力と今後への期待
「下手」と言われた過去


「守備が下手」「決定力がない」「来年も二桁取れるとは思えない」。
そんな辛辣な声が、SNSを中心にジャーメイン良選手に向けられていた時期がありました。
広島移籍当初はサポーターの期待が薄く、「杉本健勇臭がする」と揶揄されることもありました。
批判の背景にあった“実績不足”と期待外れ

ジャーメイン選手は、プロ入り当初から高いポテンシャルを評価されていましたが、J1での本格的なブレイクは遅く、磐田加入1年目(2022年)は3得点と物足りない結果でした。
それが「下手」と言われる根拠となっていたようです。
ジュビロ磐田での覚醒と19得点のインパクト

しかし2024年シーズン、磐田でセンターフォワードに定着すると、才能が一気に開花。
リーグ戦31試合で19得点を記録し、日本人得点王の一人となりました。
シュート成功率は驚異の41.7%。この活躍で見事にJリーグ優秀選手賞を受賞しました。

サンフレッチェ広島での再評価と代表デビュー

2025年、サンフレッチェ広島へ移籍後もジャーメイン選手は結果を出し続け、ついには日本代表に初選出。
7月8日の香港戦では開始22分でハットトリック達成という衝撃のデビューを飾り、SNSでも「ジャーメイン劇場」と称賛の嵐に包まれました。


ジャーメイン良の強みと進化

彼の真の強みは、「高さとシュートの強さ」だけでなく、試合を通してのポジショニングと献身的な守備にあります。
以前は「守備が下手」と言われていたものの、今では前線からの守備を献身的に行う選手として監督からの信頼も厚い存在となっています。
批判を乗り越えた理由とは
一度プロへの道を断たれ、大学経由でJリーガーとなったジャーメイン選手は、「この4年間がラストチャンス」と語るほど、常に崖っぷちの覚悟でプレーしてきました。
その継続的な努力と、自分のプレースタイルを見つめ直す姿勢が、批判を覆す武器となったのです。
今後への展望

本人は「優勝するために20点取りたい」と力強く語っており、今シーズンも高得点を期待されています。
「遅咲きのストライカー」がどこまで進化を遂げるのか、今後も目が離せません。
まとめ
- ジャーメイン良はかつて「下手」と批判されていた
- 2024年に19得点を記録し、日本人得点王の一人に
- 広島でも安定した活躍を見せ、日本代表でもハットトリック
- 守備力やポジショニングの改善で総合力を向上
- 努力と成長で評価を一変させた典型的な“遅咲き型”
- 今後も20得点を目指し、さらなる飛躍が期待される
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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