東京オリンピック金メダリストでパリオリンピックの女子柔道78キロ超級代表の素根輝(そねあきら)選手が大学を退学した理由に多くの関心が寄せられています。
環太平洋大学を自主退学した背景には、彼女の柔道にかける強い決意と古賀稔彦監督の影響がありました。
今回は、その詳細に迫ります。
素根輝選手のプロフィール
福岡県久留米市出身の素根輝選手は、2000年7月9日生まれの現在23歳。
身長163㎝、体重108kgと柔道女子78キロ超級で活躍するトップアスリートです。
彼女の柔道歴は輝かしく、2018年ジャカルタ・アジア大会や2019年世界選手権で金メダルを獲得。
2021年の東京オリンピックでは、78キロ超級で金メダルに輝きました。
環太平洋大学への進学と退学の背景
素根選手は南筑高校を卒業後、2019年4月に環太平洋大学に進学しました。
この大学を選んだ理由の一つは、バルセロナ五輪男子71kg級金メダリストの古賀稔彦氏が総監督を務めていたからです。
古賀監督の指導を受けることを期待しての進学でしたが、彼が病気により闘病生活に入ったことが大きな転機となりました。
古賀監督の影響と退学の決意
2021年3月の古賀稔彦監督の急逝は、素根選手にとって大きなショックでした。
彼女は、「柔道だけに専念したい」との思いから2020年7月に環太平洋大学を自主退学しました。
古賀監督の不在が、彼女の柔道に対する専念を妨げると感じたためです。
実業団と日大への進学
退学後、素根選手は2021年4月に実業団のパーク24に入社し、同時に日本大学スポーツ科学部に進学しました。
日大では、新たな視点で学ぶことで柔道のさらなる発展を目指しています。
実業団パーク24では、柔道に専念できる環境が整っており、素根選手の活躍を支えています。
素根輝選手の今後
素根選手は現在、2024年のパリオリンピックに向けて準備を進めています。
彼女の座右の銘である「3倍努力」を胸に、さらに高みを目指して努力を続けています。
多くのファンが彼女の活躍を期待しており、次なるステージでも輝きを放つことが期待されます。
まとめ
素根輝選手が大学を退学した理由は、古賀稔彦監督の急逝とコロナ禍による練習環境の変化でした。
柔道に専念するための強い決意から退学を選び、その後も実業団と大学で活動を続けています。
パリオリンピックでのさらなる活躍を期待しましょう。
素根輝選手の物語は、多くの人々に勇気と感動を与えます。彼女の今後の挑戦に目が離せません。
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