1.「早く試合が見たい!」八村がロサンゼルス・レイカーズにトレード移籍
NBA=プロバスケットボール、ウィザーズ所属の八村塁選手がロサンゼルス・レイカーズへ移籍することが1月23日に両球団から発表され、日本でも新聞・テレビ・ネットニュース等が一斉に報道しました。日本のファンからもSNS上で「最高すぎる!」「レイカーズでも頑張って」といった賞賛の声の他「(背番号)何番をつけるのかも楽しみ」「早く試合が見たい!」など期待の声が寄せられるなど多くの反響が起きています。
2.八村選手のキャリアを振り返る…富山生まれのプロバスケ選手
八村塁(はちむらるい)は富山県出身のプロバスケットボール選手です。日本人の母とベナン人の父の長男として生まれました。幼少時は陸上短距離に挑戦したり、イチロー選手に憧れるほどの野球少年だったそうですが、中学生になるとバスケ部に入部。2012年の全国中学校バスケットボール大会で準優勝、大会ベスト5に選出されました。その後宮城県の明成高等学校に入学。全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会で2回連続で優勝に貢献しました。その後2015年のインターハイでも優勝、U-17世界選手権では優勝したアメリカとの一戦で25得点を挙げて大会得点王に輝きました。その後渡米し、2019年にNBAのワシントンウィザーズから一巡目で9位指名を受け入団。4シーズンで通算177試合に出場(先発118試合)。平均27.8分間のプレイで13.0得点、5.1リバウンド、1.4アシスト、FG成功率47.9%、3P成功率35.6%をマークしました。2020年にオールルーキー・セカンドチームに選出された八村は、ウィザーズでプレイオフの5試合に出場(全試合先発)。平均34.6分間のプレイで14.8得点、7.2リバウンド、1.0アシストを記録しています。
八村選手は富山県への愛が強いことでも知られています。2019年放送の「情熱大陸」で「好きな街は?」との問いに、富山と即答。カップヌードルのCMに出演した際には「まいどはや」(富山弁で「こんにちは」)と挨拶していました。また、富山は白えびが有名ですが、ウィザーズに入団直後に北陸製菓の人気のお菓子「ビーバー」の白えび味を差し入れしてチームメイトから絶賛されるなど、数多くのエピソードがあります。
3.ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angels Lakers)について
ロサンゼルス・レイカーズは、1947年に創設された米国で最も歴史のあるプロバスケットボールチームの一つです。NBAが誕生した最初のシーズン(1949年)での優勝をはじめ、2000年から2002年までのファイナル3連覇など、輝かしい成績を持つ名門チームです。なおチーム名の「レイカー(湖の人)」は、湖が多いミネソタ州民の愛称とのこと。
レイカーズはスター選手のレブロン・ジェームズ選手などが所属していますが、今シーズンはここまで22勝25敗でウエスタンカンファレンス12位にとどまっています。八村選手の加入でプレーオフ進出に向けて巻き返せるかが注目されます。
4.大谷翔平選手と同じ街に!八村選手の移籍に日本のファン大興奮
また、レイカーズの拠点はロサンゼルスですが、米大リーグで投打二刀流で躍動する大谷翔平選手のエンゼルスもロサンゼルス近郊のエンゼル・スタジアムが拠点です。ロサンゼルスのチームに日本が誇るスーパースター2人が所属することになったこともあり、ネットは大興奮。ツイッターでは「大谷と八村が同じ街にいるってすごい!」「八村と大谷がLAで見られるのか!!LA絶対行く!!」「大谷さんとの絡みに期待しちゃうなぁ」「大谷と八村観に行くツアーとかも組めそう」などの声が上がっています。なお大谷選手はバスケットボールが大好きで、八村が在籍していた時のゴンザガ大の試合を観戦。19年11月にはレイカーズ─ウィザーズ戦を観戦して八村と2ショットが実現しています。
まとめ
八村塁選手のロサンゼルス・レイカーズへの移籍は、日本人アスリートの可能性とNBAにおける影響力を証明する素晴らしい出来事です。レイカーズの一員となった八村選手が、来シーズンどのような活躍を見せてくれるのか、注目です!
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